NURO 光は、マンションなどの集合住宅向けプランとして「NURO 光 for マンション」を提供しています。
一般的に、光回線のマンションプランは戸建てプランより通信速度が遅いと考えられがちですが、実際はどうなのでしょうか?
本記事では、NURO 光 for マンションの通信速度について詳しく解説します。
物件がプランに対応していない場合の対処法もお伝えしますので、NURO 光 for マンションを検討されている方はぜひ参考にしてください。
NURO光 for マンションの速度は下り2Gbpsと10Gbps
NURO光 for マンションの速度は、通常プラン同様に下り最大2Gbpsと10Gbpsです。ただし、下り最大10Gbsのプランの提供エリアは宮城県の一部に限られ、多くのエリアで利用できるのは下り最大2Gbpsの2ギガプランとなります。
[2gat]
[10gat]
とはいえ、一般的なマンションプランの最大速度は下り50Mbpsから1Gbpsですので、下り最大2Gbpsという通信速度は魅力的と言えるでしょう。
速さの秘密は最新の通信規格
NURO 光 for マンションで利用されている通信規格は、通常プラン同様に「GPON(Gigabit Passive Optical Network)」と呼ばれる最新の規格です。信頼性と効率性の高い接続をユーザーに提供します。
さらに、無料でレンタルされるONU(光回線終端装置)にはWi-Fi機能が付いているため、無線ルーターを別途用意する必要もありません(Wi-Fi機能は、追加料金なしで利用可能です)。
NURO 光 for マンションの対象物件について
下り最大2Gbpsと最大10Gbpsと高速通信を提供するNURO 光 for マンションですが、すべての物件ですぐに利用できるわけではありません。
NURO 光 for マンションの設備が導入されていないマンションにマンションプランを導入するには、以下の条件を満たす必要があります。
・建物住居戸数が40戸以上
・同じマンション内で4世帯以上の利用希望者がいる
加えて、マンションのオーナーにNURO 光を開通する許可を得る必要があり、また物件状況によっては導入ができない場合もあります。
設備導入済みのマンションであれば宅内工事のみで利用可能
一方、NURO 光 for マンションの設備が物件に導入されていれば、申し込みして最短で1~2週間程度で開通できます。
設備導入済みのマンションは共有部分までの工事が完了しているため、行う工事は宅内工事のみ。宅内工事・宅外工事という2つの工事が必要な通常プランよりも、申し込みから開通までの期間も短くて済むのです。
NURO 光 for マンションを検討されているなら、まずはお住まいの物件にNURO 光の設備が導入されているかを確認してみましょう。
NURO 光 for マンションが非対応の場合は?
NURO 光 for マンションが対応していない場合は、以下の2つの方法を検討してください。
・設備の導入希望にエントリーする
・通常プランを導入する
設備の導入希望にエントリーする
お住まいのマンションの住居戸数が40戸以であれば、NURO 光 for マンションの設備を導入できる可能性があります。公式HPのエントリーフォームから必要事項を入力し、手続きを進めましょう。
ただし、エントリーは個人でも可能ですが、NURO for マンションを実際に利用するためには、同じマンション内で4世帯以上の利用希望者が必要です。
また、設備の導入にはマンションの工事許可が必要で、希望する場合はNURO 光から管理会社やオーナーに導入許可の交渉が可能ですが、その場合は時間がかかる可能性が高くなります。
入居されている方が管理会社に直接交渉した方がスムーズに進みますので、お急ぎの場合は導入調整もご自身で行われることを進めします。その際は、NURO 光で用意した要望書をご利用ください。
導入許可が下りたら、以下の承諾書を記入し、NURO 事務センターまでFAX送信します。
※UR都市機構や東京都住宅供給公社が管理する物件の場合、許可取得などの手続きはNURO 光が代行します。
通常プランを導入する
建物住居戸数が39戸以下の場合、もしくは40戸以上であっても上記の手続きが困難な場合は、NURO 光の通常プラン(NURO 光 2ギガ・10ギガ)の導入を検討してください。
マンションなどの集合住宅であっても通常プランの契約は可能で、この場合は物件の設備状況に応じて建物の外部から直接自室へ配線することになります。
回線を共有しない分自由度が高くなりますが、一方で開通工事には管理会社やオーナーからの許可が不可欠ですので、通常プランを申し込まれる場合もこの点については確認しておきましょう。
通常プランの場合は各戸が独立してNURO 光に加入することになるため、4世帯以上の加入は必要ありません。
NURO 光 for マンションの速度が遅い場合の対処法
高速インターネットを可能とするNURO 光 for マンションですが、通信速度が遅いと感じる場合は、以下のトラブルシューティングを試してみてください。
基本的なトラブルシューティング
インターネット回線の速度が遅くなった場合は、端末やONUなどの再起動が有効です。一時的な不具合が原因であれば、再起動で改善される場合が多くなります。
○端末の再起動
パソコンの場合:スタートメニューから「電源」オプションを選択し、「再起動」を選択
スマホの場合:電源ボタンを長押しして表示されるメニューから「再起動」を選択
○ONUの再起動
ONUの電源コードを一旦抜き、10秒程度経過してから再接続
上記を実施しても改善されなければ、端末や周辺機器の規格をチェックしましょう。
NURO 光 for マンションには2ギガと10ギガのプランがありますが、端末やLANケーブルがその規格に合っていないと速度を活かせません。
特に、10ギガプランのポテンシャルを活かすためには、少なくともCAT6A以上の規格のLANケーブルが必要となります。パソコンや他の機器についても、適切な規格かどうかを確認することが重要です。
無線接続している場合の対処法
Wi-Fi接続は便利ですが、さまざまな要因で通信速度が遅くなってしまいます。Wi-Fi接続時に速度が遅いと感じたら、上記のトラブルシューティングと併せて下記の対処法を試してみてください。
・有線接続する
・ONUの設置場所を変更する
・周波数帯を変更する
有線接続する
Wi-Fiの電波は、壁や障害物、電子機器の干渉などによって弱まるリスクが高いです。
接続の安定性を重視したい方は、LANケーブルを使用して端末を優先接続しましょう。
ONUの設置場所を変更する
ONUの位置は、Wi-Fiの電波の安定性に大きく影響します。
具体的には、ONUを家の中央に近づける、または使用している端末に近づけることで、Wi-Fiの強度と安定性が向上する可能性が高いです。
また、高い位置に設置できれば、Wi-fiの範囲が拡大し、障害物による影響を最小限に抑えることが可能です。詳細については、下記の記事も参考にしてください。
>>Wi-Fi接続の感度を高めるルーターの置き場所|電波が弱いときの対処法も
周波数帯を変更する
多くの無線ルーターは、2.4GHzと5GHzの2つの周波数帯を提供しています。
このうち、2.4GHz周波数帯は範囲が広く壁を通過する能力も高いですが、ほかの電化製品との干渉が発生しやすいため、混雑している環境では通信が不安定になりやすいです。
一方、5GHz周波数帯は高速で干渉しにくいですが、通信範囲は狭まり、障害物に弱い特性があります。
接続が遅い、または不安定な場合、端末のWi-Fi設定の画面にアクセスし、利用可能な周波数帯を切り替えてみましょう。
現在2.4GHzを使用していて不安定な場合、5GHzに切り替えると改善される可能性があります。逆もまた然りです。
光回線「NURO 光」がおすすめの理由
NURO 光は、マンション専用の「NURO 光 for マンション」と戸建てとマンションの両方で使える「通常プラン」を提供しています。
各プランは、以下のような理由で多くの方にご利用いただいています。
[merit]まとめ
NURO 光 for マンションの通信速度は、通常プランと同様です。
最大下り速度は2Gbpsまたは10Gbpsで、マンションの設備に応じて利用可能なプランが異なります(10ギガプランは宮城県の一部にのみ対応)。
[2gat]
[10gat]
料金も割安なため、安さと速さを兼ね備えたマンション向け光回線と言えるでしょう。
お住まいの物件にNURO 光の設備が導入されているか気になる方は、まずはエリア確認から始めてみてください。
設備が導入されている物件であれば、キャッシュバック25,000円と工事費の実質無料の入会特典で加入できます。
NURO 光 for マンションが未導入であっても、以下の条件を満たせば利用できる可能性があります。
・40戸以上のマンションである
・同じ物件に4世帯以上の利用希望がいる
上記の条件を満たせない場合も、工事許可を得ることで通常プランの導入が可能です。通常プランは入会特典も非常に充実していますので、NURO 光 for マンションと併せてご検討ください。