一般家庭におけるアンペア数目安を世帯別に解説|確認・変更方法も

電気代を節約するために契約アンペア数を気にする方は多いですが、一般家庭において適切なアンペア数を把握することは簡単ではありません。

設定するアンペア数が多過ぎると電気代が高くなる一方、少なすぎると停電が起きやすくなるため、注意が必要です。

本記事では、一般家庭における電気のアンペア数について、その基本的な理解から適切な契約アンペア数の選び方を解説します。

電気代を節約する実践的な方法もお伝えしますので、ぜひ参考にしてください。

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アンペアとは?

アンペアとは電流の強さを表す単位のことで、具体的には「1度にどれだけの電気が流れるか」を示す値です。

日常生活に当てはめると、「家電製品を使うときに必要な電力」ということになります。契約しているアンペア数によって「同時に使用できる電気の合計量」が決まるということですね。

一般的な家庭では、10アンペアから60アンペアの範囲で電力を契約することが多いです。

家電ごとの消費電力の目安は、以下の表をご覧ください。
※機種によって、実際の消費電力は異なります。

家電製品 必要なアンペア数
テレビ 2~5アンペア
冷蔵庫 4アンペア
電子レンジ 13~15アンペア
ドライヤー 12アンペア

電子レンジとドライヤーを同時に使うと、25~27アンペアが必要です。

そのため、30アンペアで契約していれば同時利用できますが、20アンペアでの契約の場合は超過となり、停電してしまいます。

厳密な数値というわけではありませんが、100W=1アンペアと考えると、その家電にどれくらいの電力がかかるのかの目安が分かります。合計消費電力が2,000Wの場合であれば「2000÷100=20アンペア」が必要ということです。

このように、アンペア数を理解し計算すると、家庭の電力需要に合った適切な契約が可能です。

一般家庭における契約アンペア数の目安は?

必要となるアンペア数は、同居する家族の数によっても異なります。

あくまで目安ではありますが、家族の数に応じたおすすめのアンペア数をまとめましたので、参考にしてください。

家族の数 契約アンペア数
1人暮らし 20~30アンペア
2人暮らし 20~50アンペア
3人、4人家族の場合 40~50アンペア
5人以上の家族の場合 60アンペア

電力を多く使用する家庭では高いアンペア数の契約を、電気をあまり消費しない家庭は低いアンペア数の契約するのがおすすめです。

また、契約アンペア数が小さいほど基本料金が安くなるため、電気代を抑えられます。

電気料金の内訳については、下記の記事を参考にしてください。

>>電気代の基本料金や世帯別の1か月平均はいくら?計算と内訳を解説

契約アンペア数の確認方法

自宅での契約アンペア数は、以下3つの方法で確認できます。

・ブレーカーを確認する
・検針票・請求書を確認する
・電気会社のマイページを見る

一番簡単なのは、自宅のブレーカーボックスをチェックする方法です。多くの場合、ブレーカーには契約しているアンペア数が記載されています。

毎月受け取る検針票や電気料金の請求書でも、契約アンペア数が確認できます。電気の使用量とともにアンペア数も記載されていますので、確認してください。

Webで確認したい場合は、契約している電力会社のマイページにログインしましょう。ユーザーIDやパスワードが分からない場合も、再発行・再設定できる場合がほとんどです。

契約アンペア数の変更

家庭の契約アンペア数は、後から変更することも可能です

手順も簡単で、現在契約している電気会社に連絡して、アンペア数の変更を申し出るだけです。ただし、場合によってはアンペア数の変更時にアンペアブレーカーの取り換え工事が必要となる場合があります。

費用は通常無料ですが、立会いが必要で20分ほどかかるのが一般的です

また、スマートメーターが設置されている家庭では、遠隔でアンペア数の変更が可能で手間はかかりません。

ただし、契約している電気プランによってはアンペア数の変更ができないケースもあるため、利用しているプランは事前に確認しましょう。

一般家庭における契約アンペア数の選び方

家庭での電気契約では、どのアンペア数を選ぶかが非常に重要です。適切なアンペア数を選ぶことで、電力の安定供給とコスト効率の両方を実現できます。

アンペア数を選ぶ際のポイントは、まず1年間で最も電力を消費する時期、特に冬場を想定して選ぶことです。冬場は暖房器具などの電力消費が増えるため、この時期に合わせて契約すると、1年間を通して十分な電力供給を確保できます。

前述した家族の数ごとの契約アンペア数目安も参考にしつつ、必要なアンペア数をより正確に知りたい場合は、以下の方法で計算してください。

電化製品の消費電力(ワット:W)÷電圧(ボルト:V)」

例えば、100Vの電圧で使用する電化製品の合計消費電力が2,000Wの場合、必要なアンペア数は「2,000W÷100V=20アンペア」です。

エアコンや電子レンジ、照明器具など、同時に使用する電化製品があれば、それらの消費電力も考慮する必要があります。

このように、適切な契約アンペア数を選ぶと、家庭での電力使用を効率的かつ経済的に管理できます。

一般家庭における電気代の節約方法

ここからは一般家庭における電気代の節約方法についてお伝えします。電気代節約のために意識したいポイントは、以下の通りです。

・家電製品の使い方に気をつける
・家電を省エネモデルに買い替える
・窓の気密性・断熱性を高める
・電気プランの見直す

いずれに簡単にできる実践的な方法ですので、上記のポイントを押さえてコストを抑えましょう。

家電製品の使い方に気をつける

家電製品の使い方は、電気代の金額に直結します。特に、冷暖房器具は家庭における電気の使用割合が大きいため、使い方に工夫が必要です。

具体的には、エアコンを使用する際にサーキュレーターを併用すると、効果的な節約方法となります。エアコン単独では、暖かい空気が上に、冷たい空気が下に滞留しがちですが、サーキュレーターを使用すると空気を均等に循環させることが可能です。

下記の記事も、併せてチェックしてください。

>>エアコンの電気代が高い?節約方法と使い方を徹底解説

>>電気代を節約する方法を徹底解説|冷房・暖房器具、照明の使い方は?

家電を省エネモデルに買い替える

家電製品の中でも、特にエアコン、冷蔵庫、照明は消費電力が大きいです。そのため、これらの家電を省エネモデルやLED照明に変更できれば、電気代の節約が大きく期待できます。

具体的には、従来の蛍光灯をLED照明に変更すると、消費電力は約1/2~1/10まで削減可能です。長期的に見ても交換頻度が減るため、維持費の削減にもつながります。

LED照明に変更すると初期投資額は高くなりますが、その寿命と消費電力の低さを考えれば、長期的には電気代の節約に大きく貢献してくれるでしょう。

窓の気密性・断熱性を高める

エアコンの冷暖房効果は、窓の気密性と断熱性と大きく関係します。以下のような対策を行うことで。冷暖房効率が上がりますので、意識してください。

・樹脂製サッシに交換して熱損失を減らす
・内窓を設置して二重窓にし、断熱効果を高める
・断熱シートを窓に貼り、熱の伝達を抑える
・厚手のカーテンに交換して、熱気の流出を防ぐ
・すだれやよしずを設置し、夏の直射日光を遮る

冷暖房効率が上がれば、エアコンの消費電力を大幅に削減できます。

電気プランの見直す

2016年4月より電力自由化が開始され、大手電力会社以外の民間企業と電気の契約ができるようになりました。この変更により、より多くの選択肢と競争的な料金プランが登場しています。

具体的には、電気とガスがセットになったプランや電気の基本料金がかからないプラン、夜間だけ電気料金が安いプランなど、ライフスタイルに合わせて選ぶことが可能です。

電気代が安くなるプランに変更できる可能性もありますので、電気プランの乗り換えも検討してみてはいかがでしょうか

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まとめ

一般家庭での契約アンペア数の選択は、消費電力によって異なります。以下の表を参考にして、家庭の電力需要に合わせた契約アンペア数を決め、必要に応じて変更しましょう。

家族の数 契約アンペア数
1人暮らし 20~30アンペア
2人暮らし 20~50アンペア
3人、4人家族の場合 40~50アンペア
5人以上の家族の場合 60アンペア

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