NURO 光の下り最大2Gbpsは嘘?!真相はLANとWANの違いにある!

下り最大2Gbps で高速インターネットが利用できるNURO 光ですが、実測値においては2Gbpsという通信速度が出るわけではありません。

その理由は、LANとWANの違いにあります。

この記事では、2Gbpsという速度の意味と、「それでもNURO 光の通信速度は他社回線に比べて速い」という内容を、わかりやすく解説していきます。

※「2Gbps」という通信速度は、ネットワークから宅内終端装置へ提供する技術規格上の下りの最大速度です。お客さまが使用する個々の端末機器までの通信速度を示すものではありません。
※端末機器1台における技術規格上利用可能な最大通信速度は、有線接続(1000BASE-T1ポート利用)時で概ね1Gbps、無線接続時で概ね1.3Gbpsです。(IEEE802.11acの場合の速度です。弊社が設置する宅内終端装置の機種により対応していない場合があります。)
※速度は、お客さまのご利用環境(端末機器の仕様等)や回線混雑状況等により、低下する場合があります。

実測で2Gbpsが出ないのはLANとWANに違いがあるため

NURO 光の最大の特徴は、「通信速度が速い」という点です。その速度は、下り最大2Gbps。これは、一般的な光回線の2倍にあたる通信速度です(他社回線の多くは下り最大1Gbps)。

しかし、実際にNURO 光を利用してこの通信速度を出すことはできません。ただし、これはNURO 光に限った話ではなく、すべての光回線でカタログに記載された速度を出すことはできません。

NURO 光が実測で下り最大2Gbpsの通信速度を出せない理由は、LANとWANの違いにあります。まずは、この2つの違いを解説していきます。

LANとWANの違いとは?

LANとWANの違いは、以下の通りです。

・LAN(Local Area Network)
⇒ONUやルーターとパソコンをつないでいる部分

・WAN(Wide Area Network)
⇒ONUやルーターと光回線(または電話回線)をつないでいる部分

NURO 光を含めたすべての回線において、近くの電柱から自室にあるONUに接続している部分がWANにあたり、自室のONUからパソコンに接続している部分がLANにあたります。

ネットワーク機器を挟んで速度が変わる

NURO 光のケーブルから送られてくる光回線の速度は、下り最大2Gbpsです(WANの部分)。しかし、それを受ける終端装置(ONU)より先の部分(LANの部分)は端末1台につき下り最大1Gbpsの速度までしか出すことができません。(無線環境で下り最大1.3Gbps)

これは、ONUやルーターなどのネットワーク機器や規格の性能に限界があるためです。

WANの部分までは最大2Gbpsの速度が出ているものの、LANの部分で最大1Gbpsにまで速度が抑えられてしまうことが、最大速度を出せない理由です。

ちなみに他社回線の場合、WANの部分もLANの部分も下り最大1Gbpsの速度が限界になっています。

WANの部分で下り最大2Gbps出ることのメリット

LANを経由することで最終的な下り最大速度は1Gbpsになってしまいますが、それでもWANエリアまで下り最大2Gbpsであることには、大きなメリットがあります。

それは、「複数デバイスで回線を共有した場合の速度が速く、安定している」という点です。

NURO 光は回線が太いため家の中で複数台使っても速い

1本の光回線を複数デバイスで共有する際は、WANエリアまでの回線容量をデバイスの数で分け合う形になります。

分かりやすくするための簡易イメージにはなりますが、

つまり、NURO 光のようにWANエリアまでの回線容量が2Gbpsであれば、パソコンやスマホ、家族の端末などを仮に4台接続した際に、1台あたりの理論上の通信速度は下り最大0.5Gbpsとなる計算です。

2Gbps÷4台0.5Gbps

一方で、WANエリアまでの回線容量が1Gbpsである一般的な光回線の場合、同じ条件で4台の端末を接続すると、1台あたりの理論上の通信速度は下り最大0.25Gbpsとなります。

1Gbps÷4台0.25Gbps

NURO 光も他の一般的な光回線もLAN環境下における「1台あたりの下り最大速度」は1Gbpsと変わらないものの、2台以上の端末を同時に接続した場合にその差が大きく出るというわけです。

これが、実測値で2Gbpsが出ていないにもかかわらず、「NURO 光は速い」と多くの方に実感いただいている大きな理由です。

⇒NURO 光の詳細はこちら

独自回線を利用している点もNURO 光の速さの理由

NURO 光の速さの理由は、他にもあります。それは、独自回線を利用しているという点です。

他社の回線は、光コラボ(NTTの光回線を借り受けて提供している回線サービス)のようにほかの業者と共有している場合がほとんどです。しかし、NURO 光は他社回線が使用していない独自回線を使用しているため、回線の混雑が起こりにくくなっています。

WANエリアにおいて理論値からの速度低下が少なくて済むため、最終的に「速い」と実感しやすいというわけです。

NURO 光には速度以外にもメリットがある

NURO 光には、速度以外にも様々なメリットがあります。

・NURO 光は料金が安い
・NURO 光は加入時に特典が選べる
・NURO 光は開通までの期間にポケットWi-Fiの貸し出しを行っている

1つずつ、解説していきます。

NURO 光は料金が安い

NURO 光は月額利用料金が4,743円(税抜)です。一般的な光回線の月額利用料金は5,000~6,000円ですので、お得に高速インターネットが利用できるということになります。

また、NURO 光の場合、回線の月額利用料金にプロバイダ料金も含まれているため、それ以上の費用は発生しません。

NURO 光は加入時に特典が選べる

NURO 光は公式サイトから申し込みをする際に、4つの特典の中から1つを選ぶ形をとっています。

・キャッシュバック(43,000円)
・1年間の月額1,980円
(税抜)
・ひかりTVとセットで月額1,500円
(税抜)~
・3ヶ月間ワンコイン
(500円(税抜))のお試しプラン

ご自身のスタイルに合わせて、特典を選べるというのは嬉しいですね。

なお上記の特典は併用することができませんが、特典の中には併用できるものも多数あります。

たとえば、ソフトバンクユーザーならば、NURO 光 でんわに加入することで、端末ごとの支払いが月額500~1,000円(税抜)/最大10台まで割引になる「おうち割 光セット」や、ソフトバンクスマホとひかり電話との通話料金が24時間365日無料になる「ホワイトコール24」などの特典が利用できます。

その他の様々な特典に関しては、こちらの記事もあわせてご覧ください。

>>【NURO 光キャンペーン特典】併用できるもの・できないもの

NURO 光は開通までの期間にポケットWi-Fiの貸し出しを行っている

NURO 光は開通までの期間に、希望者にポケットWi-Fiの貸し出しを行っています。しかも、NURO 光をお申し込みの方向けにお得な料金で実施されています。

レンタル料金は日割りですので、開通後の支払いとポケットWi-Fiの支払いが重なることもありません。

まとめ

NURO 光の通信速度は下り最大2Gbpsですが、LANの規格に上限があるため、実際には端末1台あたりの通信速度は有線環境で下り最大1Gbps、無線環境で下り最大1.3Gbpsになります。

これは、LANとWANの違いによるものですが、NURO 光の場合、回線が太い、回線が混雑しづらいなどの理由から、WANの部分で1Gbpsしか出せない他社の光回線よりも高速通信が可能です。

安くて速いインターネットを利用したい方は、ぜひNURO 光の口コミや評判の情報をチェックしてみてください。

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