光回線の工事でエアコンダクトを使うケース・使えないケースを解説

光回線を利用する際は、屋外から屋内に光ケーブルを入れる工事が必要ですが、通常この入線は電話用の配管を利用して行われます。

そして、何らかの事情で電話用の配管が使用できない場合に使われるのが、エアコンダクトです。しかし、中にはエアコンダクトが利用できないケースもあります。

この記事では、エアコンダクトを利用できるケースとできないケースについて解説しつつ、電話線の配管を使う場合と異なるポイントなどについても触れていきます。

これから光回線の工事を予定している方は、ぜひ参考にしてください。

光回線の工事でエアコンダクトを利用するのはこんな時

冒頭文でも触れましたが、光回線の工事でエアコンダクトを利用するのは「電話線の配管を使えない時」です。

光ケーブルの室内への引き込みは、以下の優先順位で行われます。

1.電話線の配管を使う
2.エアコンダクトを使う
3.壁に穴を開ける

まずは電話線の配管からの入線を試し、それが無理な場合はエアコンダクトを代わりに利用するということですね。直径1㎝程度の光ケーブルを通すだけなので、大がかりな工事になることはありません。

電話線の配管を使えないのは、以下のようなケースです。

・配管がさびや土で詰まっている
・配管が曲がって取り付けられている
・配管自体がそもそも設置されていない
・配管の出口付近に障害物がある
・配管内に針金や糸が絡まっている

配管がさびや土で詰まっている

築年数が古い物件の場合、電話線の配管がさびで詰まっていることがあります。また、地方や郊外では、配管に土が詰まってしまうケースも多いようです。

配管が曲がって取り付けられている

建物の構造上、電話線の配管を曲げて設置されていることがあります。

光ケーブルはガラス製のため、折り曲げてしまうと断線する可能性が高いです。少し曲げるくらいであれば問題ありませんが、通信環境に悪影響を及ぼすほどの湾曲が必要な場合は、配管の利用を断念することがあります。

配管自体がそもそも設置されていない

電話線の配管が取り付けされていない物件もあります。特に、新築の場合は戸建て・マンション問わず、固定電話を利用しないという理由で電話線を引かない場合も多いです。

配管の出口付近に障害物がある

配管の出口や経由している壁が荷物等で埋まっていると、光ファイバーを通せません。荷物や障害物を片付ければ問題なく工事ができます。

配管内に針金や糸が絡まっている

配管内には呼び込み線と呼ばれる(針金や糸)があらかじめ入っていますが、まれにそれらが内部で複雑に絡まってしまっていることがあります。この場合、ケーブルを通すスペースの確保ができないため、工事を行うことができません。

また、配管の中にすでに他のケーブルが複雑に配線されているケースも、同様の理由で工事ができない場合があります。

電話線の配管を利用する場合と異なるポイント

続いては、エアコンダクトを利用する際の注意点をまとめます。電話線の配管を利用する場合と比べて、以下のような違いがあります。

・宅内配線が比較的まとまりにくい
・エアコン取り換えのときに光ケーブルが邪魔になる
・エアコンのある部屋に限られる

宅内配線が比較的まとまりにくい

電話線の配管を使う場合は配線を壁に埋め込むことができるため、キレイに収納できます。

しかし、エアコンダクトの利用時は、光ケーブルが室内から丸見えになります。配線カバーやコード止めを使って壁に取り付けるなどの工夫が必要です。

エアコン取り換えのときに光ケーブルが邪魔になる

エアコンダクトに光ケーブルが入っていると、新しいエアコンに買い替えた際に取り付け工事ができないことがあります。

光ケーブルを傷つける可能性があるため、エアコン設置業者に敬遠されてしまうからです。場合によっては、光ケーブルを一度外してエアコンを設置し直し、改めて光ケーブルを通すといった手間がかかります。

エアコンのある部屋に限られる

エアコンダクトを利用するということは、光ファイバーのONUを設置する部屋はエアコンのある部屋に固定されます。

他の部屋でもインターネットを利用したい場合は、無線LAN機能が搭載されたルーターもしくはONUを使い、Wi-Fi接続をしましょう。

光回線の工事でエアコンダクトを利用できないケース

状況によっては、エアコンダクトを使えないケースもあります。主に、以下のケースです。

・天井埋め込み型のエアコンを利用している場合
・電柱とエアコンダクトが離れている場合

天井埋め込み型のエアコンを利用している場合

ホテルや飲食店で見かけるような天井埋め込み型のエアコンは、家庭用としても普及しています。

しかし、このタイプのエアコンは構造が通常の壁掛けタイプのエアコンと異なるため、外から光ケーブルを引き込むことはできません。

電柱とエアコンダクトが離れている場合

光回線の工事では電柱から光ケーブルの引き込みを行いますが、電柱とエアコンダクト間の距離が離れていると、工事担当から穴あけを提案されることがあります。

電柱が近くにないと、光ケーブルを建物の壁沿いに這わす必要があるためです。

エアコンダクトが使えないだけでなく、光ケーブルの長さが足らない場合は別途費用がかかりますし、賃貸の場合は工事の許可をもらえないケースもあります。

電柱と物件の位置関係や距離については、回線申し込み時に確認してみてください。

マンション(賃貸)であれば光ケーブルを通す必要はない?

基本的に、マンション(賃貸)には光ファイバーの設備が導入されているため、外から光ケーブルを通す必要がありません。導入されている光回線の会社を大家さんや管理会社に確認して、申し込みましょう。

申し込み後2~3週間で工事が入りますが、この場合の工事は室内にONUを取り付けるだけなので、30分程度で完了します。

ただし、マンションに光回線が導入されていない場合や希望の回線ではない場合は、別途回線の申し込みが必要です。マンションタイプのプランではなく、自分の部屋に光ファイバーを直接引く一般プランでの申し込みとなります

>>インターネット回線の工事期間や工事費用は?

NURO 光は工事費用が実質無料!

NURO 光の工事費用は、実質無料です。

工事費用自体は44,000円(税込)かかり、その請求は分割払いで毎月の月額料金に上乗せされる形で請求されますが、「G2D」「G2Tプランの場合は同額が割引されるため、工事費用の負担は0円です

プラン G2D G2T
分割回数 24回 36回
初月支払額(税込) 1,841円 1,230円
2か月目以降支払額(税込) 1,833円 1,222円

上記の割引は工事費用の残債が無くなるまで続きますが、NURO 光を解約した段階で工事費用の残債がある場合は、残債をまとめて支払う必要があります。

G2Dプランの場合は24ヶ月、G2Tプランの場合は36ヶ月の利用で、工事費用は完全に無料となります

>>NURO 光の詳細はこちら

工事費用実質無料の詳細については、こちらの記事も併せて参考にしてください。

>>NURO 光の工事費用が実質無料になる仕組みと注意点を解説

他にも、NURO 光には以下のようなメリットがあります。

・速度が速い
・料金がお値打ち
・選べる入会特典が豊富
・開通までの期間にポケットWi-Fiの貸し出しあり
・NURO でんきと同時の申し込みでさらにお得

速度が速い

NURO 光の通信速度は、下り最大下り最大2Gbps。一般的な光回線の速度は下り最大1Gbpsですので、理論値上2倍の速度を実現しています。

また、NURO 光は独自回線を使用しているため、安定性も高いです。

通信速度について
※「最大 2Gbps 」という通信速度はネットワークからお客さま宅内に設置する宅内終端装置へ提供する最大速度です。
※機器使用時の通信速度はお客さまの通信環境と規格により異なります。
※有線接続の場合は最大 1Gbps、無線接続の場合は通信規格 IEEE802.11ac における通信で最大 1.3Gbpsとなります。
※弊社が設置する宅内終端装置の機種によりIEEE802.11acに対応していない場合があります。
※なお、記載の最大通信速度は、技術規格上の最大値であり実使用速度を示すものではありません。
※インターネットご利用時の速度は、お客さまのご利用環境(端末機器の仕様等)や回線混雑状況等により低下する場合があります。

月額料金がお値打ち

下り最大2Gbpsという通信速度を実現しているNURO 光ですが、月額料金は5,200円(税込)となっています。(G2Tプラン)

この金額にはプロバイダ料金も含まれており、別途プロバイダ料金がかかることはありません。お値打ち価格で高速インターネットの利用が可能です。

さらに、「43,000円キャッシュバック」「1年間月額料金が980円」といった入会特典も受けられます。NURO 光は、まさに速さと安さを両立している回線と言えるのではないでしょうか。

選べる入会特典が豊富

NURO 光には、申し込み特典があります。

・1年間 月額980円(G2Tプランのみ)
・2年間 月額3,590円(G2Dプランのみ)
・ひかりTVセット割引
・NURO でんきセット割引
・3か月間 月額500円~トライアル
・43,000円キャッシュバック

上記特典は併用できませんが、上記特典と併用できる特典も多数あります。

特に、ソフトバンクユーザーにおすすめなのが、光でんわとセット申し込みで受けられる「おうち割 光セット」「ホワイトコール24」といった特典です。

それぞれの特典についての詳しい情報は、こちらの記事をご覧ください。

>>【NURO 光キャンペーン特典】併用できるもの・できないもの

>>NURO光はソフトバンクユーザーならば【セット割】でさらにお得に利用できる

開通までの期間にポケットWi-Fiの貸し出しあり

NURO 光を利用するためには回線工事が必要ですが、申し込み時の混雑状況によっては工事完了まで時間がかかってしまう場合があります。

その間、光回線を利用することはできませんが、NURO 光では会員向けにポケットWi-Fiのレンタルを実施。5GB/月プランなどの容量に制限があるプランなら、初月980円~レンタル可能です

ポケットWi-Fiのレンタルは日割りで計算されますので、無駄な出費も避けられると好評です。

NURO でんきと同時の申し込みでさらにお得

NURO 光とNURO でんきを同時に申し込むと、インターネット回線の利用料金が1年間月額0円になる専用特典が受けられます。

こちらの特典はNURO 光単体の「1年間の利用料金が980円(税込)」特典がベースとなりますが、NURO でんきに同時申し込みをすることで、割引率がアップ。

2年目以降も「NURO でんき永年割引」が適用され、NURO 光の月額基本料金から501円(税込)が割引されます。

まとめ

電話用の配管がない物件でも、エアコンダクトを使用して光回線の導入は可能です。

しかし、場合によってはエアコンダクトの使用もできない可能性があります。

そういった工事の可否の判断は実際に工事に入る段階で判断されますが、仮に工事ができないと判断された場合でも、NURO 光であればキャンセル料金が発生することはありません。

ぜひ、安心して申し込みをしてください。

>>NURO 光の詳細はこちら