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NURO 光を契約すると、「ルーター機能を搭載したONU」が無料で貸し出されます。
ONUとは光信号をデジタル信号へと相互変換するための機器のことで、インターネットを光回線に接続する際には必ず必要となるものです。
今回の記事では、NURO 光で貸し出されるONUは、どんな性能のものなのか?一般的なONUと比較して違いがあるのか?といった点について、解説していきたいと思います。
目次
NURO 光のONUは無線LANルーター機能付き!
NURO 光のONUの最大の特徴は、無線LANルーター機能が一体化している点です。
一般的なONUの場合、別途無線LANルーターの購入が必要な場合が多い
一般的なONUには、無線LANルーターの機能がついていないケースが多いです。
ONUとはとは「Optical Network Unit (光回線終端装置)」の略称であり、この機器の役割は「光信号」と「デジタル信号」を相互変換すること。光回線でインターネットを利用する際にONUは必要になりますが、あくまで役割は「変換」であるため、基本的には有線による接続にしか対応していません。
一方、ルーターは電波の分配装置であり、複数の端末でインターネットを同時接続できるようにするための機器です。自宅に届いた光回線を無線(Wi-Fi)接続したい場合には、ONUにルーターを接続することでWi-Fi接続が可能になります。
つまり、光回線を自宅で無線接続する際には、一般的に「ONU」と「無線ルーター」の2つの機器を設置する必要があるということです。
NURO 光のメリットは、ONU1台でWi-Fiが使えること
それに対して、NURO 光のONUには最初から無線LANルーターの機能が付いています。
開通工事の際にレンタルONUを設置してもらうだけで、有線でも無線でもインターネットに接続可能なので、とても便利です。
また、Wi-Fi用の無線LANルーターを別途購入する必要がないため、費用面においても余計な出費をせずに済む点も、大きなメリットと言えるのではないでしょうか。
もちろん、パソコンなどのデジタルデバイスをLANケーブルで有線接続することも可能。
NURO 光なら、1台2役の接続機器で快適なインターネット生活を簡単に始められます。
NURO 光のONU(ルーター)の種類は?
NURO 光で貸し出されるONU(ルーター)の種類は、全部で5種類。そのうちの1つがランダムで自宅に届きます。
それぞれ多少の性能の違いがありますので、まずはそれらのスペックを比較してみましょう。
NURO 光のONU(ルーター)比較
まずは、以下の表をごらんください。
機種 | 有線LANポート数 | USBポート数 | 無線LAN下り最大通信速度 | 無線LAN規格 | 周波数 |
ZXHN F660T | 3 | 1 | 450Mbps | IEEE 802.11 a/b/g/n 2.4GHz |
2.4GHz 5.0GHz |
HG8045j | 3 | 1 | 450Mbps | IEEE 802.11 a/b/g/n 2.4GHz |
2.4GHz 5.0GHz |
HG8045D | 3 | 1 | 450Mbps | IEEE 802.11 a/b/g/n 2.4GHz |
2.4GHz 5.0GHz |
ZXHN F660A | 3 | 1 | 1300Mbps | IEEE 802.11 a/b/g/n/ac |
2.4GHz 5.0GHz |
HG8045Q | 3 | 1 | 1300Mbps | IEEE 802.11 a/b/g/n/ac |
2.4GHz 5.0GHz |
ここからは、上記の比較表に基づき、それぞれのONUの共通点や違いについてご説明します。
NURO 光のONU(全5機種)の共通点
NURO 光から無料で貸し出される5種類のONUの共通点は、以下のとおり。
・有線LANポート数
・USBポート数
・周波数
簡単に解説いたします。
有線LANポート
NURO 光で貸し出されるONUに搭載されている有線LANポートの数は「3つ」で、これはすべての機種で同様の数字です。
USBポート
NURO 光のONUでは搭載されているUSBポート数にも違いがありません。すべて「1つ」で統一されています。
周波数
こちらも同様に、すべての機種で「2.4GHz」と「5.0GHz」を選択できます。
2.4GHzと5.0GHzの違いは、以下のとおり。使用する住宅環境や端末の対応状況に応じて、うまく使い分けを行いましょう。
2.4GHzの特徴
壁などの障害物に強い電波のため遠くまで届きやすい反面、近隣の電波に干渉して速度が遅くなってしまうケースも。電子レンジやIHヒーターなどの家電でも使用される電波でもあるため、自宅の家電との干渉にも気を付ける必要があります。
ほとんどのWi-Fi端末が2.4GHzに対応しているので、使い勝手の良い電波です。
5.0GHz の特徴
基本的にはルーターのみで使用される電波なので、非常につながりやすく高速通信が可能です。その反面、壁などの障害物に弱く、ルーターからの距離が長くなると電波が弱くなってしまう注意点も。
また、旧世代のWi-Fi端末の中には5.0GHzに対応していないものもあるため、確認が必要です。
NURO 光 ONU(全5機種)の違い
一方で、それぞれのONUには違いもあります。
NURO 光のONUを2つのグループに分けるとわかりやすいです。
・IEEE 802.11acに対応している機種
・IEEE 802.11acに対応していない機種
具体的には「ZXHN F660A」と「HG8045Q」のみがIEEE 802.11acに対応している機種で、それ以外の3機種はその規格に対応していません。これが一番の違いです。
では、IEEE 802.11acとはいったい、どんな規格なのでしょうか?
IEEE 802.11acに対応していることのメリットは?
IEEE 802.11acとは無線LANの新規格です。
従来の規格(IEEE 802.11n)が、最大でも600Mbpsまでの速度しか出せなかったのに対し、IEEE 802.11acの新規格では、433Mbps~6.93Gbpsのスピードで高速のデータ通信ができます。
この規格に対応することで、NURO 光(有線時下り最大速度2Gbps)の環境下では、下り最大1.3Gbpsの速度を出すことが可能となりました。
NURO 光のルーターは選べるの?
NURO 光のONUには上記で解説したような性能の違いがありますが、レンタル時にONUの機種を選ぶことはできません。
何が届くかは、そのときの状況によって変わります。
NURO 光の強みと弱み
最後に、NURO 光の強みと弱みを簡単にまとめておきます。
NURO 光の回線の最大のメリットは速度が速いこと!
NURO 光の最大の特徴は、通信速度です。
一般的な光回線が、下り最大1Gphsであるのに対して、NURO 光ではその倍。下り最大速度2Gphsの速さで通信をすることができます。
これは、動画再生やデータのダウンロードなどをストレスなくスムーズに行いたい人にとって、大きなメリットになりますね。
※通信速度について
「最大 2Gbps 」という通信速度はネットワークからお客さま宅内に設置する宅内終端装置へ提供する最大速度です。
機器使用時の通信速度はお客さまの通信環境と規格により異なります。
有線接続の場合は最大 1Gbps、無線接続の場合は通信規格 IEEE802.11ac における通信で最大 1.3Gbpsとなります。
NURO 光のデメリットは一部地域しか対応していないこと
一方で、NURO 光にもデメリットがあります。
それは、「一部地域でしか利用できない」という点です。
NURO 光に加入できる地域は以下のとおり。
東京、神奈川、埼玉、千葉、茨城、栃木、群馬
愛知、静岡、岐阜、三重
大阪、兵庫、京都、滋賀、奈良
福岡、佐賀
※一部エリア除く
上記の地域にお住いの方以外は、NURO 光に申し込むことができません。
逆に言うと、上記の地域にお住まいの方は、高速インターネットをお得に始めるチャンスです。
戸建向けのプラン・マンション向けのプランの両方を用意していますので、ぜひ一度NURO 光をご検討ください。
利用希望の登録でエリア内になった際の通知が受け取れる
上記の対応県内であるにもかかわらず、申し込み時に「エリア外」となった場合は、ぜひ「NURO 光ご利用希望登録」に連絡先をご登録ください。
お住まいの地域が対応エリアに含まれた際に、メールにてお知らせいたします。