2020年11月より、NURO でんきの新しい特典がスタートしました。
この記事では、その新しい特典内容を紹介するとともに、NURO でんきの料金に焦点を当てて解説をしていきます。
NURO でんきは高いのか?安いのか?
実際の料金事例もご紹介しますので、現在の電気代と比べてみてください。
NURO でんきとは?
NURO でんきとは、NURO 光回線が各電力会社と提携して提供するオプションサービスです。
NURO でんき主なメリットは、以下の4点。
・NURO 光の料金が500円(税込)割引される
・品質は従来電気と同じ(同一のものを利用しているため)
・申込・解約が無料
・乗り換え時の工事が不要
とくに大きなメリットは、NURO でんきへの加入でNURO 光回線の月額基本料金が500円(税込)割引になることでしょう。この割引は、NURO 光およびNURO でんきに契約しているかぎり永久に継続されます。
その他のメリットを含め、NURO でんきの詳細については、こちらの記事で詳しく解説しています。
>>NURO でんきはどれくらいお得?メリット・デメリットを解説
NURO でんきは高いの?安いの?
NURO でんきには、「基本料金が割高で利用料金が割安」という特徴があります。そのため、「電気の使用量が多い世帯」ほど、トータルの電気代は割安になります。
具体的に、関東にお住いの4人家族のケースでNURO でんきを利用した場合と利用しない場合の電気代を比較してみましょう。
【ケース1】戸建て4人家族(500kWh使用)
内訳 | NUROでんき | 東京電力/従量電灯B |
基本料金 | 1,838.30円 | 1,430円 |
利用料金 | 12,595.44円 | 13,208.95円 |
合計 | 14,433.74円 | 14,638.95円 |
※50Aで契約、燃料費調整額・再生可能エネルギー発電促進賦課金は除く
※それぞれの計算方法につきましては、以下のサイトの料金表を参考にしています。
(NURO でんき)
https://www.nuro.jp/hikari/denki/
(東京電力/従量電灯B)
https://www.tepco.co.jp/ep/private/plan/old01.html
両者を比較すると、NURO でんきの方が205.21円安くなることが分かります。
さらに、NURO でんきを契約することで、NURO 光の月額利用料金が500円(税込)ほど割引に。「電気代+インターネット代」を合算した金額で考えると、705.21円/月もお得になるというわけです。
一人暮らし場合は高くなる?
続いて、電気使用量が少ない一人暮らしのケースでNURO でんきを利用した場合と利用しない場合の電気代を比較してみましょう。
【ケース2】一人暮らし(200kWh使用)
内訳 | NUROでんき | 東京電力/従量電灯B |
基本料金 | 1,302.98円 | 858円 |
利用料金 | 4,411.01円 | 4,477.52円 |
合計 | 5,713.99円 | 5,335.52円 |
※30Aで契約、燃料費調整額・再生可能エネルギー発電促進賦課金は除く
※それぞれの計算方法につきましては、以下のサイトの料金表を参考にしています。
(NURO でんき)
https://www.nuro.jp/hikari/denki/
(東京電力/従量電灯B)
https://www.tepco.co.jp/ep/private/plan/old01.html
両者を比較すると、NUROでんきの方が378.47円高くなっていることが分かります。
しかし、NURO 光の月額利用料との合算で考えると、合計金額は逆転します。先ほどご紹介したように、NURO でんきの契約でNURO 光の月額基本料金は500円(税込)割引されます。
そのため、上記のケースでどちらも光回線にNURO 光を利用している場合、500円割引が受けられるNURO でんきの方が、「電気代+インターネット代」の合算金額で121.53円ほど安くなるのです。
このように、基本料金を比較するとNURO でんきは割高に感じますが、電気利用料金が安いため電気使用量が多ければ多いほどトータルの電気代は安くなります。
また、電気使用量が少ない場合でも、インターネット料金との合算で考えると割安になるケースも多いです。
NURO でんきがさらにお得な特典を開始!
NURO でんきでは、NURO 光の新規加入者向けに、さらにお得になる特典を開始しました。
その内容は、「セット割引 1年間月額基本料金100円」というもの。
NURO 光を申し込む際に上記の特典を選択することで、さらにお得な割引が受けられます。
「セット割引 1年間月額基本料金100円」の内訳
こちらの特典のベースとなるのは、選べる特典の1つ「1年間月額料金が980円」特典です。違いは、NURO でんきに同時加入するか・しないかという点のみ。
NURO でんきに同時加入することで「セット割引 1年間月額基本料金100円」が選択でき、加入から1年間の割引額が大幅にアップします。
割引の内訳は、以下の通りです。
・セット割引特典でNURO 光回線の1年間の基本料金が555円に
・NURO でんき永年割引で455円(税込500円)分が割引に
555円-455円=100円という計算です。
2年目以降も割引は継続
この特典の有効期間は1年間であり、2年目からは、セット割引はなくなります。
しかし、永年455円(税込み500円)割引は継続されるため、NURO 光およびNURO でんきを利用している限りは、永続的にこの割引が適用されます。
NURO でんきの注意点
トータルで見ると、どのケースでもお得になるNURO でんきですが、加入にあたって、いくつかの注意点があります。
・NURO 光回線と契約していなければ加入できない
・利用できるエリアが限られている
・新築には対応していない
・オール家電に対応していない
1つずつ、確認していきましょう。
NURO 光回線と契約していなければ加入できない
NURO でんきは、あくまでNURO 光のオプションサービスです。そのため、NURO でんき単体では契約できません。
利用できるエリアが限られている
NURO でんきの提供範囲は、一部を除く、北海道、関東、東海、関西、九州エリアです。NURO 光の全提供エリアで利用できるわけではありませんので、ご注意ください。
NURO でんきのエリアの詳細については、こちらの記事でご確認ください。
>>NURO でんきはどれくらいお得?メリット・デメリットを解説
新築には対応していない
NURO でんきは、従来の電力会社からの乗り換えにのみ対応しています。そのため、新築物件で最初からNURO でんきに申し込むことはできません。
まず従来の電力会社と契約し、そのうえでNURO でんきに切り替えれば、新築でもNURO でんきの利用が可能になります。
オール家電に対応していない
NURO でんきは、オール家電など「新電力」と言われるものでは申し込みができません。こちらも、ご注意ください。
まとめ
基本料金が高くなるNURO 電気ですが、家族の多い世帯や電力使用量が多い世帯なら、トータルの電気代は安くなる傾向にあります。
また、電力使用量が少ない一人暮らしの世帯であっても、NURO 光の料金と合算で計算すると、お得になるケースが多いです。
NURO 光とNURO でんきを同時に申し込むことで適用される新たな特典も開始されましたので、これからNURO 光を検討されている方は、ぜひ同時に電気の乗り換えもご検討ください。