以前Google広告で「マイアドセンター」がリリースされたことを記事にしておりましたが、2023年7月下旬にかけてYahoo!の方でも同様の仕組みがリリースされるようでしたので詳細をまとめていきます。

(詳しくはYahoo!広告の公式ページをご確認ください。)

Google広告/マイアドセンターの提供を開始・配信への影響は?

 

アドパーソナライズセンターの概要

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【画像引用元:Yahoo!広告リリースノート 資料より引用】

YDAでは、行動履歴情報を広告配信へ利用するかどうかを選択できる機能(行動ターゲティング広告の設定)が既に提供されていました。

今回リリースされるアドパーソナライズセンターは、この機能に加えて更に細かく表示される広告をユーザー側がコントロールできるようになる機能となります。

「広告の表示設定」「プライバシー管理」という2つの設定項目があるようです。

それぞれの設定画面のイメージは下記の通り。

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【画像引用元:Yahoo!広告リリースノート 資料より引用】

トピックと、属性情報・行動履歴情報の利用可否を設定できます。

またアドパーソナライズセンターはYahoo!JAPAN IDでログインしているユーザーのみが対象となります。

Yahoo! JAPAN ID非ログインユーザーに関しては現状と同じ「行動ターゲティング広告の設定」のみが設定可能です。

広告配信への影響

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【画像引用元:Yahoo!広告リリースノート 資料より引用】

アドパーソナライズセンターで「減らす」設定をしたトピック、および「広告表示に利用しない」設定をした情報を利用したターゲティング広告は、配信頻度が減少します。

アドパーソナライズセンターの設定画面がユーザーに公開されるのは7月26日、アドパーソナライズセンターでの設定が広告配信に反映されるようになるのは8月23日予定とのことなので、8月下旬からの配信に関しては特に注意が必要となります。

代理店・広告主のメリットとしては、ユーザーがアドパーソナライズセンターを利用することで興味関心の精度が高まり、無駄な広告配信を減らすことができるという点が挙げられるかと思います。

まとめ

Yahoo!もGoogleと同様にユーザーのプライバシー保護の動きが強化されています。

また最近ではYDAからLINE面への配信なども可能になっているため、LINE広告でもアドパーソナライズセンターのようなものがリリースされる可能性がありますね。

【Yahoo!広告】YDAからLINEトークリスト面への配信が可能に

引き続き今後の動向や、広告配信にどのような影響が出るかは注視しておいた方がよさそうです。

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Keisuke Asou

前職は福島県の広告代理店に8年間勤務。デザイナーとしてキャリアをスタート後、新規事業となる求人事業や、デジタル広告運用事業を立ち上げ、統括。中小企業や地方自治体のクリエイティブ・マーケティング支援を得意とする。マーケターとして更なる経験を積むため、2022年8月から援軍に入社。日々修行中。