Google Merchant Center Nextに「Product Studio」という新機能が登場しました。
Product StudioはAIで高品質の商品画像を作成・補正できるツールです。
詳しい情報は公式ヘルプもあるのでそちらを御覧ください。
Product Studioを活用するメリットは下記の通り。
- 時間、費用、リソースを節約: Product Studio を利用すると、フォトグラファーの雇用やスタジオのレンタルにかかる時間と費用を削減し、より多くの時間をビジネスの成長に投じられるようになります。画像とコンテンツを充実させると、リスティングのパフォーマンスが向上し、投資収益率も高まる可能性があります。
- 複数のチャネルで画像をシームレスに更新: 新しい画像や更新した画像を Merchant Center に保存すると、検索結果、ショッピング広告、Performance Max(P-MAX)キャンペーンなど、フィードデータを利用するさまざまな Google プラットフォームに自動的に表示されます。
- 祝日、季節、セールに合わせて商品画像を更新: 高品質のプロモーション画像を、ワンクリックですばやく簡単に作成できます。魅力的なテーマを使って、年間を通して買い物客にアピールしましょう。
【引用:Google広告 公式ヘルプ】
今回はProduct Studioで実際にどんなことができるのか試してみたので、実例を交えてまとめていきたいと思います。
コンテンツ
シーン生成の作例
メイン機能となるのシーン生成を使ってみます。
Merchant Centerに登録済みの画像を使用できるだけでなく、新規で商品画像をアップロードすることもできます。
今回は素材サイトでダウンロードした、こちらの商品素材をサンプルで使用します。
商品画像は正方形にリサイズして、商品を全体の中心に置いてあげてください。
商品の大きさも事前に調整しておいてあげると良いでしょう。
シーン生成は自由にプロンプトを入力することもできますが、まずはプリセットから選んで生成するのが良いかと思います。
プリセットで生成してみた画像をご紹介します。
明るい大理石のカウンター
パステルカラーの背景
母の日のカード
暗い色の木製のテーブル
シーン生成を使ってみて
自動的に背景を透過して、ワンクリックで簡単にシーンを変更できるのは驚きました。
プロンプトに関してもサンプルを見ながら調整していけば狙い通りの商品画像を作成できるかもしれません。
例えば「母の日」などイベントに応じて背景画像を差し替えることでCTR・CVRの改善なども期待できます。
精度としては具体的なモチーフ(花や植物)よりは抽象的な背景の方が自然に生成できる印象です。
プロンプトを調整しながら何度か生成を繰り返すことで、よりイメージに近い商品画像を作成できるかと思います。
一方でGoogleのポリシーに違反するような画像も生成されることもあるため、商品画像を生成して登録しても必ず審査が通る訳ではなさそうです。
生成した画像は履歴として残るため、後で参照することができる点も便利だと思いました。
まとめ
Product Studioはシーン生成以外に、背景削除や解像度向上など様々な機能を無償で使用することができます。
生成した画像はそのままMerchant Centerに保存され、配信中のキャンペーンに適用することができるのも便利です。
ショッピング広告は商品画像が非常に重要な要素となるため、Product Studioを活用した背景の変更などを試しながら最適化をかけていくことをオススメします。
Keisuke Asou
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