Google広告ではご存じのとおり、手動の入札と自動入札があります。そしてコンバージョン測定をしている場合、基本的に自動入札の使用を推奨しています。
Google広告管理画面の「最適化案」でも割と早いタイミングで自動入札への切り替えが推奨案として出てきます。
ですが、BtoB案件やそもそも月間でのコンバージョンの数が多くない商材の場合、なかなかコンバージョン数が貯まらず、本当に切り替えるべきなのか迷うと思います。
本日はコンバージョンの絶対数が少ない場合に自動入札に切り替えるとどうなるかをお話します。
自動入札に切り替えるとどうなるか
実際にコンバージョンの数が少ない案件で、最適化案に沿って自動入札に切り替えた場合、どうなるか。結論から言うと、手動で入札しているときと比べて、インプレションが減少することが多いです。コンバージョンしれくれそうなユーザーやタイミングで入札を強化したくても、それの基となるデータがない状態のため、強化しようがない感じですね。
自動入札を導入する基準値
自動入札が最適に動く基準としては、1 か月で30 回以上のコンバージョン(コンバージョン値を使った目標広告費用対効果の場合は 50 回以上)を獲得していることが推奨されます。
ただし、必ずしも上記を満たしてないと導入できないわけではありません。月間で15件程度でも導入してみる価値は十分あります。
ただ、月間で数件レベルだと最適化案に出てきたとしても、いざ導入して見るとインプレションがあまり出ない、自動入札がうまく働かないケースが多いです。
コンバージョンが少ない場合どうするべきか
購入や問合せなど最終成果地点でのコンバージョンが少ない場合は、マイクロコンバージョンの導入を検討しましょう。マイクロコンバージョンは最終成果ではないものの、コンバージョンに至る過程でユーザーが起こすアクション(例えばカート追加)や、コンバージョンしてくれそうなユーザーがとるアクション(例えば資料請求)などです。これらを追加することで自動入札をうまく機能させることができます。
マイクロコンバージョンについては以下の記事もご覧ください。
できるだけ早期に自動入札を導入したほうが良い
コンバージョンが極少ないタイミングでは最適化案で出てきたとしてもうまくいかないケースが多いですが、いつまでも手動の入札ではなかなか成果が伸びにくいのも事実です。
自動入札は人間では不可能な様々なシグナル(デバイス、地域、ユーザーの行動など)を使って最適化します。人力でやるよりもずっと良いのは間違いないです。
なるべく早期に自動入札に切り替えられるようにマイクロコンバージョンを使って、自動入札を積極的に使うことを推奨します。
ではまた。
Junichi Nakamura
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