Meta広告には「ルール」という機能があります。これは、キャンペーン、広告セット、広告が一定の条件を満たしたときに、自動的に変更を加えたりアラートを送信したりする事ができます。
Meta広告を運用していると、これまで効果がよかったクリエイティブの成果が急に悪化したり、継続的に配信していたクリエイティブのフリークエンシーが非常に高くなっていたりと、細かくみないと気付きづらい事が時折発生します。
そんな時に便利なのが「ルール」機能です。
例えば、目標のCPA上限を超えた時に、広告を自動で停止したり、入稿から一定の期間が経過したクリエイティブを自動で停止したりすることが可能です。
ルール設定でできる事
ルールの適応先とそれに対するアクション、条件、タイミングを指定します。
適応範囲は?
キャンペーン、広告セット、広告の3階層で自由に設定可能です。
アクションの種類
適応範囲によってアクションの種類が変わります。キャンペーンの適応範囲の場合は、キャンペーンのON/OFF、予算の調整、広告セットの場合は、ON/OFF、予算の調整に加え、入札額の調整も含まれます。広告の場合は、ON/OFFの選択になります。
条件について
条件は多岐にわたるのでここで全て紹介しきれないのですが、例えば、「消化金額が30000円を超えたらキャンペーンを停止する」や「結果の単価が3000円を超えたら広告を停止する」といった条件を設定することが可能です。
使用用途
上記でも説明している通り、一定の基準に満たしていない場合停止するときや、期間限定のキャンペーンがある場合、広告名を指定して停止する事も可能です。
設定方法
広告マネージャーの「ルール」タブを選択「新しいルールを作成」をクリック。
カスタムルールを選択
ルールを設定する画面が出てきます。今回は例として「結果の単価が3000円を超える広告を停止する」ルールを追加していきます。
ルール名は任意に設定。ルールの適用先を「アクティブなすべての広告」に。アクションを「広告をオフにする」を選択。
条件は、結果の単価3000円を設定。追加で通算インプレッション8000以上を設定しました。インプレッションがほぼ出ていない中で、CPAのみで判断すると、数インプで停止されてしまうリスクがあるため、ポテンシャルを見るためにもインプレッションの条件を追加しました。
ルールを適用する期間を指定して、条件を発動するスケジュールを組んだら、完了です。
これで広告の無駄打ちのリスクを極力下げ、効果の良いクリエイティブが残るようになりました。
注意点として、目標のCPAで設定すると極端な話すべての広告が停止されてしまう可能性があるため、ある程度設定する値はバッファをみて決めていく事をおすすめします。
今回はルール設定についての解説でしたが、運用の手間を少しでも省いて自動化していく方が効率的に配信ができると思いますので、活用してみてはいかがでしょうか。
Masahiro Ozeki
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