P-MAXは運用レバーが少なく、確認できるデータも少ないためGoogleにお任せ的な要素が強い広告メニューと言われています。

しかしながらP-MAXも全く分析ができないというわけでもありません。

今回はP-MAXのキャンペーンでコンバージョンに獲得に至っているキーワードを調べる方法をまとめていきます。

P-MAXの分析情報を活用する

P-MAXの分析情報を見てみると「消費者スポットライト」という項目の中に「検索語句に関する分析情報」があります。

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P-MAXキャンペーン経由でコンバージョンが獲得できているとこちらにコンバージョンが獲得できているキーワードグループが並んでいます。

より見やすくするためにはフィルタを活用しましょう。

コンバージョンが獲得できているものに絞り込んだり、コンバージョン率やコンバージョン値が伸びているものなども調べられるのは良いですね。

検索カテゴリを開いて「詳細を表示」をクリックすると実際にコンバージョンを獲得できているキーワードが確認できます。

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分析情報の注意点

P-MAX

分析情報は現状「過去7日間」「過去28日間」しか期間が選べません。

そのため任意の期間を選択してデータを見ることができない仕様になっています。

定期的に分析情報を見ながらコンバージョンが獲得できているキーワードの変化を確認するのが良さげです。

活用のアイディア

ユーザーの検索語句が、アカウントで指定したマッチタイプの検索キーワードと同一の場合は、P-MAX よりも検索キャンペーンが優先されます。

そのため、ある程度コンバージョンに至っているキーワードを見つけたら、検索キャンペーンに完全一致などでキーワードを登録してコントロールできるようにしていくと良いかと思います。

検索キャンペーンではなく P-MAX で、既存のキーワードによって広告が表示されるケースは下記のとおりです。

  • キャンペーンが予算により制限されている。
  • 検索ボリュームが少ない。
  • 広告グループのすべてのクリエイティブまたはランディング ページが不承認となった。
  • キャンペーンや広告グループの一部のターゲティング条件が満たされていない。

Google広告公式ヘルプより引用)

 

まとめ

P-MAXは開示されている情報が少ないのは事実ですが、ある程度成果に至っているキーワードを調べることができます。

検索キャンペーンで拾えていないキーワードを探すのに活用するようなイメージを持つと良いかもしれません。

分析情報を上手に活用して、ぜひアカウント全体の最適化を図っていきましょう。

P-MAXに関して他にも記事をまとめていますので、興味のある方はぜひそちらもどうぞ。

P-MAXでテスト機能は使えるのかを検証してみた

【意外と知らない】P-MAXのランディングページを調べる方法

Google広告:P-MAXのアセットグループは1キャンペーンあたり何個作るべきか?

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Keisuke Asou

前職は福島県の広告代理店に8年間勤務。デザイナーとしてキャリアをスタート後、新規事業となる求人事業や、デジタル広告運用事業を立ち上げ、統括。中小企業や地方自治体のクリエイティブ・マーケティング支援を得意とする。マーケターとして更なる経験を積むため、2022年8月から援軍に入社。日々修行中。