自社内で兼務で広告運用を行う場合、広告管理画面に張り付くケースは少ないかと思います。広告管理画面内の実績を確認するのは空いた時間だけ確認するというケースも。しかし広告の数字は確認していない間にも常に変化しており、確認・改善が遅れると広告からの売上は低下してしまう恐れがあることを認識する必要があります。

改善が遅れた場合は売上低下に直結ことを認識する

WEB広告は様々な理由で数字は変動します。確認・改善の遅れは本来得ることが出来た売上を取り逃すことを意味します。

動画によって関連商品キーワードの検索数が急増してたが、日額予算を増やしていないため多くのコンバージョンを取り逃した

部分一致により想定していない検索キーワードが増えてしまいコンバージョン単価が高騰してしまった

広告設定ミスにより1週間広告が出ていない期間が生まれてしまった

確認・改善の遅れはそのまま売上低下につながります。上記のケースは運用者が適切に広告管理画面を確認していれば避けることが出来る内容となります。

管理画面を確認することを習慣化する

では限られた時間の中でしか広告管理画面を確認することが出来ない担当者の場合は日々の確認をどのように行えばよいのでしょうか。

広告管理画面でモニタリングする指標を事前に決めておく

重要な数字(コンバージョンや広告費など製菓に直結する数字)は限られており、膨大な広告管理画面上の数字を全て確認する必要はありません。

例えばコンバージョン単価を重視した運用を行っている場合、関連するCVR(コンバージョン率)とCPC(クリック単価)をモニタリングするようにします。

事前に自社の広告運用において重要な指標を決めておき、該当する数字の変化だけは逃すことなく必ず追うようにしましょう。重要指標を確認の上、改善箇所を探したい場合やより深く分析したい場合は関連する指標を深堀していきましょう。

【広告運用初心者が陥りがちなこと】広告管理画面上の全ての指標を一つ一つ時間をかけて確認した

1日5分だけでもよいので実績を確認することをルーチン化する

モニタリングする指標を決めて毎日必ず確認するよう日々の業務を調整しましょう。

  • 毎朝、PCを立ち上げる時は併せて広告管理画面を開くようにする
  • 自社メールに昨日までの数字を送られるように設定しておく
  • Looker Studio(※旧data portal)などで確認したい指標のダッシュボードを作成しておき毎朝確認するようにする

広告運用に慣れないうちは確認自体が重たい作業になってしまい、無意識に確認する回数を減らしてしまうケースもあるようです。自分にとって負荷のかからない形でルーチン化する方法を見つけましょう。

獲得することが出来るコンバージョンは見逃さない

優秀な広告運用者はビジネス感覚を持ち合わせています。コンバージョンをみのがすことがないようにするため数字は可能な限りいつでも把握できるよう日々の業務を最適化しています。あなたも広告管理画面を適切に確認して売上を下げることがない広告運用を心掛けてください!

The following two tabs change content below.

Hiroshi Shimada

リクルートにて求人広告制作のディレクター、Googleにてアカウントマネージャーをそれぞれ経験。その後、健康コーポレーション(現RIZAP)にて、WEB施策のデータ分析を行う部署を統括。直近10年はWEBマーケティングに専念しているが、広告領域の業務で言えば22年の経験。オンライン・オフラインどちらの戦略立案・実施・分析においても、知識・経験が圧倒的に豊富なマーケター。