広告運用を始めたばかりの初心者が陥りがちなことの一つに、広告で実施した施策を共有することなく一人で管理する点があります。これは工数の観点から一見効率的に見えるかもしれないですが、長期的な視点で見るといくつか問題を含んでいます。
施策を施共有しないことでおきるで起きること
共有しないことでおきることをピックアップします。
他担当者が同じ施策を繰り返し実施してしまう
広告運用では、「LPの訴求軸の切り替え」や「検索キーワード・オーディエンスの変更」といった様々な施策を実施しながら目標達成に近づけていきます。しかし実施された内容が共有されていない場合は、同じ課題にぶつかった際に効果的な訴求がわかっているのに同じテストを繰り返してしまうケースがあります。同じテストを実施することは工数の浪費につながるほか、新しい施策に取り組む機会を失うことにもつながり、広告運用の質の低下につながります。
成功や失敗といったノウハウが社内に蓄積されない
効果的なキーワードや効果的なLPはその企業にとって有益なノウハウとなります。しかし実施された内容が共有されていない場合は、ノウハウが会社ではなく個人の中に留まることになり、会社全体で活用することが出来ません。例えば失敗した施策があった場合、なぜ失敗したのかの共有が無ければ、同じ失敗を繰り返してしまい新たな施策を生み出すことが出来なくなります。
運用内容が俗人化してしまう
施策内容を個人的なメモにだけまとめて管理することは、運用内容の俗人化を招くリスクがあります。俗人化してしまうと、本本人だけでは気が付かない様々な問題を見逃すことになります。広告管理画面から見えていることはマーケの一部であり、全体像を適切に把握するためには、第三者の視点によるチェックが重要になります。
中・長期間運用することを前提にした運用を意識する
ではどのようなことを意識して運用していくべきでしょうか。
行った施策は記録・共有することをルール化する
広告運用の効果を最大化するため、行った施策は必ず記録し社内に共有できる状態を作りましょう。施策の内容や実施日時や結果は、Looker Studioやspreadsheetといったツールを用いることでチーム全体に効率的に共有することが可能となります。
マーケに関わる方に全員に伝わる言葉であることを意識する
マーケティングは複数の部署にまたがって実施することも多く、異なる部署の担当者がどのような施策を実施したのか即座に判断できるようにすることはとても重要となります。WEB広告で使用する用語は他部署から見るとわかりにくいことも多い為、使用する言葉については事前に認識合わせを行いズレがないようにしておきましょう。
なぜその施策を行ったのかも合わせて共有する
なぜその施策を行ったのかは本人しか理解できないケースもあります。どのような理由で施策を実施して結果どうであったのかは簡潔にわかる状況を作りましょう。最近はマーケ施策の分析内容を簡単に共有・見える化することが出来るツールも存在しています。マーケティングツールはぜひ有効活用していきましょう。
最近出てきたツールではOptimize Nextは「仮説~結果」までを一目で確認できるため、施策の共有には適しているかと思います。
今回は以上となります。
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Hiroshi Shimada
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