機械学習が主流の現在は、出来るだけデータをまとめることが重要だと言われています。ではすべてまとめた方がいいかというとそういうこともなく、まとめすぎることの懸念点も存在しています。

複数のターゲットを「まとめすぎる」ことの懸念点

まとめすぎることの懸念点をいくつかピックアップします。

機械学習:最適化に時間がかかる可能性がある

自動入札はひとつひとつのオークションごとに、適切な入札単価、広告文(広告文アセット)を出し分けてパフォーマンスが向上するよう最適化していきます。しかし、一つの広告グループに多様なシグナルが含まれている場合、適切な入札単価や広告文を選定することが難しくなるため、最適化に時間が掛かる可能性があります。反対に過剰に広告グループを細分化することもデータが分散する形で最適化に時間が掛かる可能性があります。

スマート自動入札について

また複数のニーズを持つキーワードが混在している場合、「広告の関連性」「推定クリック率」を向上しにくく、品質スコアを改善しにくい側面もあります。

広告運用者:分析するのに時間がかかる可能性がある

広告運用者の役割は、出てきた数値を基に速やかに分析・改善を実行することです。しかし。しかし、まとまったデータでは一目で判断することが難しく、「なぜその数値に至ったのか」を知るには細部まで確認することになり、改善策を取り入れるのに時間が掛かる可能性があります。特にインハウスで実施されている場合は、他業務と兼務しているため、分析・改善に時間を取ることが難しいこともあります。簡潔に状況を理解できることはとても重要になります。

テーマをもって分割することを意識する

なにが最適化は、広告主の運用方針や目的によって変わってきますが、目的・テーマをもってキーワードや広告をまとめることで成果は大きく変わってきます。より効果的な広告運用につなげるため、見直しできる箇所は見直していきましょう。

・学習が促進しやすい構成になっているか

・広告運用者にとって状況を把握しやすい構成になっているか

 

過去の記事もご紹介します。

【広告運用初心者が陥りがちなこと】新しく作成したキャンペーン名を思いつきで決めて運用した

今回は以上となります。

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Hiroshi Shimada

リクルートにて求人広告制作のディレクター、Googleにてアカウントマネージャーをそれぞれ経験。その後、健康コーポレーション(現RIZAP)にて、WEB施策のデータ分析を行う部署を統括。直近10年はWEBマーケティングに専念しているが、広告領域の業務で言えば22年の経験。オンライン・オフラインどちらの戦略立案・実施・分析においても、知識・経験が圧倒的に豊富なマーケター。