今、Googleが力を入れているプロダクトといえば「P-MAX」ですよね!興味はあるけど、どのような挙動になるの?予算はどのくらい必要なの?など疑問点も多く、設定するのは少し怖いと感じている運用者も多いのではないでしょうか?実際に私もその1人でした^^
今回は初めての方でもP-MAXは怖くないよ!という点をご紹介できたらと思います。
コンテンツ
P-MAXキャンペーンとは?
P-MAXキャンペーンは、2022年にGoogle広告が最も推しているプロダクトです。
これまでは、検索・ディスプレイ・ファインド・ショッピングとキャンペーンを分けて配信する必要がありましたが、P-MAXキャンペーンを作成すればGoogleがもつすべての広告枠(検索・ディスプレイ・YouTube・Gmail・Discover)に出稿が可能になります。
また、キーワードやオーディエンスの設定は不要で「コンバージョン目標・予算・広告アセット」この3つを設定すればすぐに配信をすることができます。このように細かな設定が必要ないため、機械学習による最適化で運用管理工数を大幅に削減することができます。
P-MAXの役割はコンバージョンの補完
「すべての配信面に出稿されるならP-MAXキャンペーンだけでも良いのでは?」とい思われる方もいるかと思いますが、P-MAXキャンペーンは既存の検索キャンペーンを補完する機能となっているため「今よりもコンバージョンを増やしたい」ときに使用すようにしましょう!
例えば、同じ検索クエリに対してはP-MAXよりも既存の検索キャンペーンが優先してオークションに参加する仕組みになっています。そのため、P-MAXキャンペーンを導入したからといって既存の検索キャンペーンのパフォーマンスが変化することはありませんので安心してください^^
P-MAXの適正予算は?
Googleが提供している成功事例などを見ると、どれも月額何千万など大きなキャンペーン構成が多いため、少額予算のアカウントでは向いてないのでは?思われがちです。しかし、P-MAXキャンペーンは少額予算でも成果が上がっているプロダクトなのです。
では、どのように予算を決めればいいの?という点ですが、GoogleによるとP-MAXキャンペーンのみで「1日10件のコンバージョンが獲得できるだけの日予算」を推奨しています。
例えば、CPAが¥1,000だった場合「¥1,000×10=¥10,000/日」となり月で計算すると最低でも30万円の予算をP-MAXに充てることになります。
1日10件もCV獲得できない!その場合はどうすればいいの?
「1日10件のコンバージョンって簡単に言うけど、そんなに獲得できないし!」とお怒りの声が聞こえてきそうですが、結論から申し上げますと、そこまでコンバージョン取れてなくてもP-MAXを導入しても効果が期待できる可能性はあります!
P-MAXは機械学習を活用しているのでコンバージョンなどのデータが蓄積されないとパフォーマンス向上にはつながりません。そのような場合はマイクロコンバージョンの設定を行いましょう!マイクロコンバージョンを設定することによってデータ蓄積を促し学習しやすい環境を作ってあげることで少額予算でもP-MAXを活用することが可能になります。
P-MAXは機械学習を使用したプロダクトになるため、適切な設定と学習期間が必要になります。そのため設定したらすぐに効果が期待できるのではないので、しっかりとデータを蓄積しパフォーマンス向上をめざしましょう!
併せて下記も参考にしてくださいー!
【パフォーマンスマックス】P-MAXって除外設定できるの?事前に気を付けたいポイントを解説
【Google広告】P-MAXで既存顧客の配信除外設定が可能に
Ryoko Furudate
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