以前ご紹介したGoogleプロダクト横断型のパフォーマンスを最大化する「パフォーマンスマックス(以下P-MAX)。
徐々に取り組んでいるところも増えてきていると思いますが、いろいろ他のメニューとは異なる点がありますので、これから取り組もうとされている方に事前に知っておいてほしいポイントをお伝えします。
事前に覚えておきたい、P-MAXの注意事項
それでは早速、確認していきましょう。
除外キーワードは設定できない
キャンペーンの設定を見ても、設定箇所はありません。
そのため、出したくないキーワード、出してはダメなキーワードで出てしまう可能性があります。
ただし、Google広告ヘルプによると、今後「アカウントレベル」であれば設定可能となるようです。
まもなく実装されるアカウント レベルの除外キーワード機能を使えば、特定の検索語句を P-MAX キャンペーンの対象から外すことも可能です。
除外プレースメントはアカウント単位で設定可能
キャンペーン単位では設定できませんが、アカウント単位では設定可能です。
設定方法はこちらの記事を参照ください。
また、アカウント単位でブランドに適さないコンテンツをあらかじめ除外することも可能です。
設定箇所はアカウント設定の[除外コンテンツ] から設定できます。
動画が自動生成
動画をお持ちの場合は、アセットとして動画を設定しますが、動画がない場合は、クリエイティブから自動生成となります。
YouTubeインストリーム広告にも出る
YouTubeで動画の間に流れるインストリーム広告も配信面の一つです。そのため、もし動画をアセットとして追加していない場合、自動生成された動画が出てしまいます。
ただし、現状はインストリームに出る割合はあまり多くはないとのこと。
課金方式はインプレッション課金
クリック課金ではないので事前に認識しておきましょう。
管理画面を見て、やたらCPC安いなと思っちゃうかもしれませんが、それはCPCではありません。インプレッション単価です。
最終ページURLの拡張がデフォルトでオン
検索広告で成果が見込める場合、勝手に成果が期待できるランディングページに拡張して配信されます。
もし出したくないページがあれば機能をオフにするか、URL単位で除外設定は可能です。
ただ、個人的には出来るだけこういった機能は活用したほうが成果は出ると思います。
配信先は一応分かるが、調整はできない
さまざまな配信面に出るわけですが、表示回数のみ以下から確認可能です。
他のキャンペーンの場合とみる箇所が異なります。わかりにくいですね。
ですが、見たところで除外できるわけではなく、調整もできません。自動に身をゆだねるのみです。
Google広告エディターに対応していない
いずれ対応するのでしょうが、2022年2月10日現在では対応していません。管理画面から作成することになります。
これから改善されそうではあるが
除外設定などできない点で実施を見送るケースがありそうなので、今後その辺りは改善されそうな気はします。
ただ、2022年中にショッピングキャンペーンやローカルキャンペーンもP-MAXに移行することが決まっていますし、出来るだけ早くから取り組んで、この自動プロダクトをうまく活用できるようにしたいですね。
ではまた。
Junichi Nakamura
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