皆さんはGoogle広告やYahoo広告のキャンペーンをどのように構成されていますか。キャンペーン構成については様々な方法があり広告の目的や置かれている状況でも変わるため、これが正解ですというものは存在しません。しかし、状況によっては分けた方がベストであるという考え方は存在します。どの様なケースの場合キャンペーンを分けた方が良いかについてお話ししたいと思います。

キャンペーンを分割した方がいい例

施策別の予算が異なる場合

マーケティング活動は様々な施策があり、施策ごとに充てることが出来る予算は決められているケースが多いかと思います。そのような場合は施策別にキャンペーンを分割させましょう。Google、Yahooなどの広告では予算額(日予算など)はキャンペーン単位で設定することが出来ます。各キャンペーンで衣装可能な予算額を設定します。

目標(コンバージョン)が異なる場合

マーケティング活動には様々な目的・目標が存在します。目標が異なる場合は、目標別にキャンペーンを分割させましょう。

・会員登録を増やすための施策
・サービス・購入を促すための施策
・商品を認知させるための施策

マーケティング上「会員登録⇒サービス・購入」が一連の流れになっている場合は、一つのキャンペーンにする方法も十分に考えられます。しかし、会員登録とサービス・購入が分かれている場合は、キャンペーン自体を分けてそれぞれのキャンペーンごとに最適化されるように構成した方がベストです。また目標ごとに求められる成果(コンバージョン単価など)は異なるケースも多いです。キャンペーン単位で分けておけば、施策ごとに成果を判別することも可能になります。

ターゲットが分かれている場合

たとえばとある英会話スクールでは、ビジネスマン向けのオンライン英会話サービスと子供たち向けの英会話教室の二つがある存在するとします。それぞれターゲットは、英語を学びたいビジネスマンと英語を覚えさせたい両親。ターゲット属性は異なります。一つのキャンペーンにまとめてしまうと実績がまとめられてしまい、個別の最適化を図ることが困難になります。ターゲットそれぞれを追いかけていきたい場合は、キャンペーン単位で分割させましょう。

商標キーワードを出稿する場合

検索広告では、オンライン英会話などのキーワード(一般キーワードといったりします)以外に自社商品に関する商標キーワードで出稿するケースが多くあります。マーケティング上重要なものです。商標キーワードを検索する方はサービス・商品に興味関心を持っている方であり、成果は一般キーワードと比べて良い傾向にあります。そのため、キャンペーン別に一般ワードと分けて運用・管理するしたほうがべすとです。

なお商標キーワードでも広告を出すべきかについて考える方もいらっしゃるかと思います。商標キーワードについては過去の記事もありますので、参考にして頂けると幸いです。

検索連動型広告:検索結果1位表示している商標キーワードは広告で入札する必要があるのか?

機械学習促進を前提にして分けることが最も重要

キャンペーンをわけ方についてお話ししましたが、機械学習や運用のしやすさという観点で可能な限りまとめた方がいいという考えもあります。

キャンペーンを分けすぎない

検索、ディスプレイ広告共にキャンペーンに設定されたコンバージョン実績を基にして機械学習は促進されます。実績が増えるほどその学習の精度は高まり、成果を出しやすい状況になります。しかしキャンペーンを分割すると、コンバージョンデータも分割されるため機械学習は進みにくくなり、成果を出しにくい・出すのに時間が掛かる状態になります。

管理のしやすさも重視する

また運用の観点では「管理のしやすさ」も重要なポイントです。運用者は広告運用が始まると成果をずっと追い続けることになります。細かく分けられたキャンペーンの場合、分析するのに時間が掛かったり、数字を把握しにくい状況が生まれます。追いかける数字が何かを把握したうえで可能な限りキャンペーンをまとめてシンプルにしましょう。運用そのものがストレスにならないという考え方は長期運用するにあたりとても重要なのです。

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Hiroshi Shimada

リクルートにて求人広告制作のディレクター、Googleにてアカウントマネージャーをそれぞれ経験。その後、健康コーポレーション(現RIZAP)にて、WEB施策のデータ分析を行う部署を統括。直近10年はWEBマーケティングに専念しているが、広告領域の業務で言えば22年の経験。オンライン・オフラインどちらの戦略立案・実施・分析においても、知識・経験が圧倒的に豊富なマーケター。

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