GoogleやFacebookなど機械学習が優秀な広告媒体では、CV拡張配信やカスタマーマッチなどの配信が有効です。ITPやiOS14の影響でクッキーを活用した配信が難しくなっている昨今でも、まだまだ有効な手段として活用されています。
もちろん費用対効果の高い広告手段で配信していくのは鉄則ではありますが、それではボリュームにも上限が出てきてしまい、今効果が合っていても拡大がなかなか進まないなどの問題が出てきます。
そんな時は、Google広告のモニタリング機能を活用しましょう。
モニタリング機能とは(ヘルプ引用)
キャンペーンや広告グループのターゲットをこれ以上絞り込むことなく、広告で特定の条件がどのように機能するかをモニタリングしたい場合に「モニタリング」設定を使用します。「モニタリング」は、検索キャンペーンをご利用のすべての広告主様とディスプレイ キャンペーンをご利用の上級レベルの広告主様におすすめです。
検索広告で広告が掲出されたユーザーがGoogleのオーディエンスの中でどこに属されているか、その属性ユーザーの反応率がわかるといった機能です。
例えば、旅行会社の広告で旅行予約をCV地点としたリスティング広告を実施している場合、モニタリングには旅行に関連するカテゴリの他、幅広くオーディエンスを設定します。
・旅行好き
・料理好き
・スポーツ
・ビジネス
etc…
配信結果として料理好きの人からのCVが多く出ていたとします。
その場合、例えばディスプレイ広告で上記のターゲティングで配信を展開してみるなどの施策を広げる事ができるようになります。またGoogleのオーディエンスカテゴリではあるものの、料理が好きとカテゴライズされている人の反応が良いという仮説のもと、例えばFacebookなど別の媒体でそのカテゴリを試してみるなど、これまた施策を広げるチャンスとなります。
私が対応している案件では、実際にこのモニタリング機能を活用して、ディスプレイ広告とFacebook広告で展開し、CV拡張などの配信よりもCPAはやや割高なものの、CVは徐々につくようになっており、予算を増やすことに成功しております。
年末など予算が増加するタイミングでしっかり配信が伸ばせるように、今からでもモニタリング機能を活用して他施策に展開してみてはいかがでしょうか。
Masahiro Ozeki
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