広告運用をしているとセールの開始・終了時や日付が切り替わったタイミングで広告をON/OFFに切り替えたいというケースに遭遇することがよくあるかと思います。
もちろん日付が変わる時まで待って手動で変更することもできますが、全てに対応していると眠れない日々が続いてしまい現実的ではありませんね‥
そんな時にとても便利なのが「自動化ルール」です。
条件を設定することで、広告の出稿やキーワードの停止など様々なことを自動化することができます。
自動化ルールの設定方法は?
設定方法は管理画面のツールから「ルール」を選択します。
現在設定できるのは
- キャンペーンのルール
- 広告グループのルール
- キーワードのルール
- 広告のルール
- ディスプレイキーワードのルール
- トピックのルール
- プレースメントのルール
- オーディエンスのルール
- 年齢層に関するルール
- 性別に関するルール
- 子供の有無に関するルール
- 収入の範囲に関するルール
となっています。
収入の範囲など様々なユーザー属性に対してもルールが設定できるようになっているので、アイディア次第で多様な使い方ができそうです。
広告単体にルールを適用する方法は?
今回はキャンペーンや広告グループ単位ではなく、あるクリエイティブ単体を、日付が変わったタイミングで自動的にオンにしたい場合の手順です。
「ルール」から「広告のルール」へと進みます。
ところが広告単体を選びたいのに、選択肢として「アカウント」「キャンペーン」「広告グループ」単位でしか選択できません。
それでは特定の広告単体にルールを適用するにはどのような手順が必要でしょうか?
①広告の編集メニューから自動化ルールを適用する
1つの方法が広告の編集メニューから自動化ルールを適用するという方法です。
ルールを適用したい広告を選択後、メニューをよく見ると下の方に「自動化ルールを作成」とあるのでそちらをクリック。
先程は無かった「選択した広告」という項目が増え、広告単体を選ぶことができるようになりました。
ただこちらの方法の場合、どの広告を選択したのか、後から確認することができないのであまり精神衛生上よくありません。
②広告にラベルを付けて選択する
最もオススメの方法は「広告単体にラベルを付けて指定する」というものです。
こちらは過去に先輩方が記事にまとめていましたのでこちらを参考にした方が良さそうです。
ラベルを付けることで、「広告ルール」の画面からフィルタを掛けて広告を選択することができるようになります。
この方法であれば設定後もどの広告に対してルールを適用したのか確認ができて安心です。
上記の記事にもあるように結果の集計も楽になるのでラベルを上手く使いこなしていきたいですね。
Yahoo!広告は自動化できる?
Yahoo!広告では広告単体のON/OFF切り替えはできるのでしょうか。
こちらも先輩方の記事が参考になりそうなのでご紹介します。
現状検索広告ではキーワードやクエリに対しての自動化ルールのみしか適用できないようです。
ディスプレイ広告に関しては、同様のことが設定できそうです。
Yahoo!の検索広告に関しては広告管理画面がついに今年10月頃からリニューアルされる予定とのことでしたので、ディスプレイ広告と同様の設定ができるようになることを期待しています。
自動化ルールを活用して効率的な運用を
自動化ルールは広告のON/OFF以外にも、CPCの自動調整、日予算調整、非効率なキーワードの自動停止など様々なことができます。
更にGoogleの場合はスクリプトを使えば、より高度な自動化も実装できるため、まだまだ学ぶことが多そうな領域です。
少しづつこういったツールを活用し、試行錯誤しながら、効率的な運用を手掛けていきたいですね。
Keisuke Asou
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