ひと昔前のGoogle広告の支払い方法は、自動支払い、手動支払い、請求書払いの3つから選ぶことができましたが、2019年から手動支払いが廃止されてしまいました。
自動支払いの場合はコスト消化をしっかり管理を行わないと決まった月額費用よりもオーバーしてしまう可能性がある一方、手動支払いの場合は入金した金額に達した場合は広告が配信されないので、入金した金額以上に広告費が掛かることはありませんでした。そのような点から手動払いは月額費用がきっちりと決まっている企業にとってはありがたい支払い方法だったと思います。
しかし、手動払いが廃止された昨今も「月額費用を絶対に超えてはならない!」という企業様も多いと思います。
その場合に便利なのが「自動化ルール」です。キャンペーン単位であらかじめ設定した費用より超過した場合に自動的にキャンペーンを一時停止してくれます。
自動化ルールの説明については「自動化ルールのすすめ」に詳しく記載されていますので、参考にしてください。
自動化ルールで予算超過したキャンペーンを自動的に停止する方法
右上の「ツール」タブから、一括操作→ルールを選択します。
+より「キャンペーンのルール」を選択します。
名前:ルールの名前を入力します。例えば「予算20000円/キャンペーン停止」などわかりやすいルールの名前でOKです。
アクション:「キャンペーンの停止or有効、メールを送信する、予算を変更する」などのアクションが表示されます。今回は「設定した予算に達した場合にキャンペーンを停止したい」のでアクションは「キャンペーンを一時停止する」を選択します。
条件:どの条件に達したときに「アクション」を起こすのかを設定します。
条件から「条件の追加」をクリック。
掲載結果から「費用」を選択します。
選択したキャンペーンがいくらの予算に到達したらキャンペーンを停止するかを入力して適用をクリック。今回は例として¥20,000で設定しています。
設定したルールが実行されるタイミングを選択しすると、指定した時間にルールの実行が開始されます。
ここで注意が必要なのが「使用するデータの期間」を必ず確認してください。例えば、今月の費用が¥20,000に達した際にキャンペーンを停止したい場合は「使用するデータの期間」を必ず「今月」に変更を行ってください。※デフォルトでは「全期間」になっています
あとは、ルールが実行された際に結果をメールで通知するかを選べば設定完了です!
費用の自動化ルールを使用するにあたっての注意事項
このルール設定において、重要なのが「指定した時間にルールが実行される」という点です。
例えば、月額¥20,000に達したときに、キャンペーンを停止するというルールを設定し、頻度が「毎日」の「夜間(8:00 PM – 12:00 AM)」だった場合はルールが実行される「夜間」タイミングに費用が¥20,000になっていないとキャンペーンが停止されません。
そのため、ルールが実行されるタイミング「夜間」のときに費用が¥19,900だとキャンペーンは停止されず、次のルールが実行されるの翌日の「夜間」のタイミングでようやくキャンペーンが停止されます。
前日の「夜間」に¥19,900だったら、次のルールが実行されるときには、費用が大幅にオーバーしている可能性もありますよね・・。
対策としては、同じ条件でルール設定を作成し「頻度」を深夜、早朝などすべての時間帯で複数のルール設定を作成することで大幅な予算オーバーは防げます。
ただ、必ずしも設定した費用きっちりでキャンペーンが停止されるわけではないので「絶対に¥20,000を超えたくない!」ということであれば費用を「>¥15,000」など余裕をもった金額で設定するのがよいでしょう。
Ryoko Furudate
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