リスティング広告でCVを効率的に獲得していく際は、自動入札を用いる事が往々にしてあるかと思います。その方が適切な入札が適切なタイミングで行われたり、そもそもキーワード単位で細かな入札を行わなくてよいというメリットがあります。
基本的には自動入札を使用していく方が良いと思いますが、突然主戦場であったキーワードのボリュームが減ったりするケースがあります。例えば最適化によってこれまで獲得できなかったキーワードで獲得がつき、そのキーワードで効率化が進み、配信が伸長するケースや、競合の強化でimpが出づらくなったり、そもそも検索ボリュームが減ったりなど、多数の要因が考えられます。

CV後のLTVまで見ているケースで行くと、これまで獲得していたキーワードがLTVでも良い傾向であるため、そのキーワードは継続的に露出を強化したいなどあると思います。
ただ、上記のような事が要因で出したいキーワードのボリュームが落ちてしまうと困りますよね。

必ず出しておきたいキーワードがある場合は、思い切ってキャンペーンを切り出して、キャンペーンを切り出して運用することで、これまでのキャンペーンとは違う入札戦略を使用することができるため、意図的に配信を伸ばすことができるようになります。

一般キャンペーンと強化キャンペーンという形でキャンペーンを分け、強化キャンペーンの方は手動入札でキーワード単位で入札をかけていく方法を取ります。CVがコンスタントについてくれば自動入札に切り替えてもよいと思います。一般キャンペーンと強化キャンペーンで分けるのはGoogleの推奨する構成ではないとは思いますが、推奨構成=成功という訳ではなく、目的に応じて柔軟に対応していく事が必要かと思います。

 

The following two tabs change content below.

Masahiro Ozeki

株式会社援軍の社員。主にWEB広告のディレクション、運用プランナー。元大手ネット広告代理店インターネットプロモーション部門で、マネジメント兼プランナーとしてWEB・アプリ領域それぞれのプロモーションを担当。業界歴約10年。より顧客と寄り添ったサービス提供がしたいという気持ちが強くなり、2020年11月にデジタルマーケティング支援の何でも屋 援軍に入社。