TVerは民放テレビ局がひとつになった新しいプラットフォームで、アプリダウンロード数は5,200万を超えてきています。15歳~69歳の男女の認知率は約7割と、誰もが知っているプラットフォームに成長しています。各局の好きな番組、約600番組以上のコンテンツをすべて無料 でスマホ・PC・コネクティットTVで見ることができます。
TV離れは進んでいるもの、放映日から7日間であれば、無料で好きな番組を好きな時に好きな場所で見る事ができる利便性が利用数を伸ばしている要因と考えます。そんなTVerですが、広告を配信することが可能です。今回はターゲティングやその特徴などについてまとめていきます。ちなみに、以前、TVer広告とTVCMの主な違いについてまとめた記事もあるので、もしTVer広告出稿を検討中の方がいらっしゃいましたら、そちらもご参照ください。
TVer広告の特徴
最大の特徴は高い視聴完了率です。以前筆者が実際に広告を出稿したときには、常に95%以上の完全視聴率(動画を最後まで見た率)を維持していました。理由として、TVer広告はスキップが不可となっていることと合わせて、ユーザーの番組視聴に対する態度にあります。番組を”見る”目的でTVerを利用しています。その合間にスキップ不可な広告が流れるため、ユーザーは自然と広告を受け入れます。言い方を変えると、広告を見ないと、番組が見れないため、おのずと完全視聴率も高くなります。
また、コネクティッドTV(TVでTverを利用している人に対して広告配信)にも広告を出せるのも特徴の一つです。
TVで見る場合、複数人で見る可能性もあるため、同じ1impであってもTVの前に複数人いれば、TVの方がリーチ数としては増えていきます。1impの価値がコネクティッドTVの方が高い可能性もあります。
ターゲティングについて
ターゲティング方法は大きく分けて4つあります。
- デモグラフィック
- コンテンツ
- アフィニティカテゴリ
- DMPデータ活用
順番に見ていきましょう。
デモグラフィック
TVer利用者は利用前に性別や年齢、住んでいる郵便番号の登録を行います。
そのデータをターゲティングとして活用することが可能です。
(性別・年齢・都道府県/市区町村)
コンテンツ
お笑いや恋愛、サスペンスなど、番組のカテゴリーを指定した配信が可能です。
放送局を横断してコンテンツでターゲティングできるため、例えば、働く世代に広告を露出したい場合、ビジネスコンテンツなどのカテゴリを選択して配信するこで、それらの番組を見ているユーザーにリーチできます。
アフィニティカテゴリ
TVerが利用者に対して取得しているアンケートのようなもので、気になるカテゴリを選択してもらっています。カテゴリは17個あり、ビジネス・経済や美容、テクノロジー・ガジェット、自動車、ヘルスケアなどです。たとえば、化粧品などを取り扱う企業であれば、アフィニティで美容を選択、デモグラで女性×年齢でターゲットに近しいユーザーにリーチが可能です。
DMPデータ
国内最大級のDMPデータを活用して配信が可能です。職業や年収、子供の有無、40を超える興味関心データをターゲティングとして活用でます。TVerのアフィニティカテゴリよりも種類豊富でより細かなターゲティングが可能です。
配信面について
配信面は2種類あります。
一つは見逃し配信の番組です。それと合わせてリアルタイム配信においても広告が出せるようになりました。リアルタイム配信となるともはやTVCMと一緒ですよね。
今回はざっくり紹介ですが、もしより詳しい内容が知りたい!という方がいらっしましたら、TVerの窓口、もしくは弊社のお問い合わせよりご連絡いただければと存じます。
Masahiro Ozeki
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