Google広告やYahoo広告等の運用型広告が人気になって久しいですが、その人気の理由の1つに「運用型広告なので、成果に応じて24時間365日いつでも広告設定を調整したり広告配信のON/OFFを切り替えられる。」というものがあると思います。TVCM等と違って、いつでも広告配信を調整・管理できるということで、万が一成果が悪い場合でもその損害は小さく済ませることができます。これは大きな魅力ですよね。
成果件数が0件なら、2~3日で広告配信停止してもいいのか?
いつでも広告配信の調整・管理ができるということで、広告掲載開始から2~3日経過して成果件数が0件であれば広告配信停止したくなりますが、そのような場合は何も考えずにすぐ広告配信停止しても大丈夫なのか気になるところですよね。事業拡大計画を練る場合に数日の計画なんて立てないのと同様に、広告配信による成果増加に関しても数日での広告配信停止判断なんて普通はしないのではないかと疑問を持って当然かと思います。
大抵は広告掲載開始から2~3日で広告配信停止することなんてない
運用型広告を初めて運用する方を含む「初心者の方」は、成果件数が0件のまま2~3日経過すると焦ると思います。そして、広告配信停止を検討し始めてしまう方もいるかもしれません。しかしながら、広告運用をある程度慣れている方であれば、そんな数日間で広告配信停止するということは滅多にしません。広告運用に慣れている方は「見込客は比較・検討してからアクションを起こす」ということを知っている為、成果が出るまでに一定の期間がかかることを理解しているからです。数日で広告配信停止してしまうと、いざ見込客がアクションを起こそうと決意した大事な時に見込客を自社サイトへ誘導する導線が無いという状態になってしまいますので注意しましょう。
アクションする為の料金が高ければ高いほど比較・検討期間は長くなる
見込客の比較・検討期間を考慮してすぐには広告配信を停止しないということは分かっても、「じゃあ、どのくらいの期間は最低限として広告掲載は継続すべきか?」という疑問が出てくるかと思います。その期間は商品・サービスによって異なりますが、傾向としては「アクションに伴う料金が高ければ高いほど比較・検討期間が長くなる(逆に言えば、アクションに伴う料金が安ければ安いほど比較・検討期間は短くなる)」ということが言えます。例を挙げるとすれば、「30万円のノートパソコンの注文獲得は比較・検討期間が長い」「化粧品の無料サンプルの申込獲得は比較・検討期間が短い」というようなことです。このような傾向を踏まえつつ、最終的にはアクセス解析ツールで「見込客の初回サイト訪問からアクション発生までの期間」をしっかりと把握して広告運用に活かしていきましょう。
今回は以上です。広告掲載開始して数日経過しても成果が0件の場合は、どうしても焦ってしまうかもしれません。しかしながら、見込客には「アクションするまでの比較・検討期間がある」わけです。早期で広告配信を停止するにしても、そのことを踏まえた上で最低限の広告配信期間は設けるようにしましょう!
Akira Kodaka
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