タグを一括管理できるため運用者にとって欠かせないツールGTM(Googleタグマネージャー)は基本的にタグとトリガーの組み合わせで設定を行います。リマーケティングであればトリガーは全ページにして、コンバージョン計測を行う場合はサンクスページが表示されたら発火するようにトリガーを設定します。しかし、サイトURLの形式によってはトリガー設定が一筋縄ではいかない場合もあります。今回はトリガーの種類である「履歴の変更」に絞ってご紹介したいと思います。
履歴の変更とは
GTMのヘルプページで履歴の変更について下記のように紹介されています。
履歴変更のイベントに基づくトリガーは、URL の一部(ハッシュ)が変更されたとき、またはサイトで HTML5 pushState API が使用されたときにタグを配信します。このトリガーは、Ajax アプリケーションなどの仮想ページビューをトラッキングするタグを配信する場合に便利です。
サイトが遷移するときにURLの一部にハッシュタグが付いているものやパラメータでページが遷移する場合のトリガーに「履歴の変更」を使用します。
GTMではページビュートリガーが用意されており、ページが切り替わったときに発火する仕組みですが、ページ内遷移などでハッシュ以下が変更されるだけの場合はページビュートリガーは反応しません。そのようなときに「履歴の変更」トリガーを使用すればページ内遷移でのコンバージョン設定などを行うことができます。
履歴の変更の設定方法
「履歴の変更」のトリガー設定方法はとても簡単です。まず、トリガーを新規で作成しトリガータイプで「履歴の変更」を選択します。あとは通常通りトリガーの発生場所を設定すればOKです!
Ryoko Furudate
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