Google広告をプロモーション活動で活用している広告主の中には、P-MAXという広告メニューを利用している広告主も少なくないでしょう。機械学習を活用した広告メニューであり、自動化された広告配信が魅力の広告メニューです。そんなP-MAXには「検索テーマ」という機能が備わっており、この検索テーマを上手に活用することでより費用対効果の高い広告配信を実現できる可能性が高まります。

P-MAXの検索テーマにはどんな検索語句を設定するのがよいのか?

検索テーマに検索語句を設定することで広告成果が改善しそうだと思っても、実際に検索テーマに検索語句を設定しようとすると「どんな検索語句を設定すべきなのだろうか?」という疑問を抱くかもしれません。プロモーションする商品・サービスに関連した検索語句を設定しそうな気はするものの、それだと幅広い検索語句が思いつく為、どうにも掴みどころがありません。

確度の高い見込客が検索しそうな検索語句を検索テーマに設定する

検索テーマに設定する検索語句ですが、一言で言うなら「確度の高い見込客が検索しそうな検索語句」を設定するのがよいでしょう。例えば、「ダイエットしたい人に対してファスティング用のドリンクを販売」している場合、「ダイエット」のような様々な人が検索する検索語句を設定するのではなく、「ファスティング」「ファスティング ドリンク」「断食」等の「より商品に関連性のある検索語句」を設定するということです。

コンバージョンを獲得している検索語句を設定するのがお勧め

確度の高い見込客が検索しそうな検索語句を検索テーマに設定する際、「より商品に関連性のある検索語句」だとしても「思いつきで検索語句を決定する」のは可能であれば避けましょう。「既に検索連動型広告でコンバージョンを獲得している検索語句」等、成果が出ている検索語句のデータがあるのであれば、必ずそういったものを確認・調査して検索テーマに設定する検索語句を決定してください。P-MAXの検索テーマ云々は関係なく、できるだけ感覚に頼らない広告運用を心掛けるのは大事なことです。

今回は以上です。P-MAXはサイトやアセット等の情報を学習データとして活用して成果が良くなるであろう広告配信先を予測していますが、検索テーマを設定することで更なる学習データをP-MAXに活用させることになり、予測の精度がより一層高くなることでしょう。予測の精度が高くなれば、広告投資の費用対効果が高くなる可能性も上がりますので、是非この記事の内容をご参考にしていただいて検索テーマを設定してみてください。

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Akira Kodaka

2005年、SEO・サイト制作で起業。法人向けSEOを請け負いつつ、アフィリエイターとしても活動(当時国内上位1%の報酬獲得実績達成)。また、同時期に美容室を買収し、黒字化させてバイアウト。その後、2010年から8年間、Googleで広告運用スペシャリストとして活躍。新規クライアント専門ビジネス支援部門リード、広告代理店営業マネージャー、通信テクノロジー業界シニアアカウントマネージャーを経験。2018年、株式会社援軍設立。