広告運用はマーケティングという観点でみると、非常に幅広い業務です。これらの業務の中には基本的に日々同じことを繰り返す業務も含まれます。例えば競合サイトが何を行ってるのかを把握する空ためにサイト調査を行うなど。今回これら定型業務効率を改善出来るWEBスクレイピングについてお話したいとおもいます。

WEBスクレイピングとは

WEBスクレイピングとはウェブサイトから任意の情報を収集・成形する技術のことです。例えば毎日変動するサイトの情報や特定のニュース記事などを定期的にpickupすることといったことが可能となります。当然手動で行うことも出来るのですが、調査対象の件数が多くなると工数がかかってしまいます。WEBスクレイピングはこのような定型業務を自動化することが出来る技術なのです。

ツール活用のほかプログラミングで作成が可能

ではスクレイピングはどのように行えばよいのでしょうか。方法としては大きく二つあります。一つはツールの活用。「スクレイピング」で検索すると様々ツールが出てきます。もう一つの方法はスクレイピングをプログラムで作成する方法。pythonなどの知識がある方であれば自らプログラミングで作成することも可能です。また知識がない場合でもランサーズなどで依頼することも出来ます。

WEBスクレイピングは守るべきルールが存在します

WEBスクレイピングはとても便利な技術ですが、利用するにあたり気を付けるべき点がいくつか存在します。

各サイトの利用規約を順守すること

スクレイピングは各サイト側で儲けている利用規約に準じたうえで必要があります。サイトに設けられているrobots.txt (クローラーに対しての制限事項などが書かれている)は事前に確認して、禁止事項について把握したうえで行いましょう。

使用する用途を限定すること

スクレイピングで取得した情報の使用はあくまで分析の範囲までとなります。使用する際にはご注意ください。

サーバーに負荷がかからないようにすること

高頻度のスクレイピングはサーバーに負担をかけてしまう可能性があります。そのため繰り返し行うようなことはせず、一定間隔開けて行うようにしましょう。

何が出来て、何が出来ないかを把握しWEBマーケを加速させる

WEBスクレピングはWEBマーケと相性が良く、日々の業務を落とし込むとで業務を効率化・自動化することが出来ます。守るべきルールをきちんと把握したうえで、広告運用にも利用してWEBマーケを加速させていきましょう。

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Hiroshi Shimada

リクルートにて求人広告制作のディレクター、Googleにてアカウントマネージャーをそれぞれ経験。その後、健康コーポレーション(現RIZAP)にて、WEB施策のデータ分析を行う部署を統括。直近10年はWEBマーケティングに専念しているが、広告領域の業務で言えば22年の経験。オンライン・オフラインどちらの戦略立案・実施・分析においても、知識・経験が圧倒的に豊富なマーケター。