Google広告やYahoo広告等の運用型広告を広告運用する場合、各広告媒体で提供しているタグを用いて効果計測等を行います。効果計測等をしっかりと行えるのが運用型広告のメリットの1つであり、運用型広告の広告配信を行うのであればタグ設置は必須となります。そんなタグですが、設置の方法としては「サイトに直貼りする」と「タグマネージメントツールで発火管理する」があります。広告運用の初心者にはタグマネージメントツールの使用はハードルが高そうだと思っている方もいると思いますが、実際にそうなのかということも含めて「広告運用の初心者でも効果計測等のタグはタグマネージメントツールで管理すべきですか?」という疑問に対して手短に回答していきます。
回答:タグはタグマネージメントツールで管理すべき(強く推奨)
運用型広告が日本で初めて登場した頃と違って、今は様々なタグマネージメントツールが様々な企業から提供されています。各企業が競合のタグマネージメントツールを意識してプロダクト開発しているはずで、使いやすいタグマネージメントツールが探せば見つかるはずです。タグマネージメントツールは非常に便利なものですから、広告運用初心者であってもタグマネージメントツールの使用を強く推奨いたします。なお、その理由は主に以下の2つです。
理由1:様々な施策を実施する上で手間が大幅に省けるから
タグマネージメントツールを使用すると、タグの発火を簡単にコントロールできます。その為、タグの発火を利用して様々な施策を実施することが可能になります。例えば、「コンバージョン地点を増やして機械学習の学習データになるコンバージョンデータの量を増やし、キャンペーンに設定した自動入札機能がより良く動作するかテストする!」等といったことができます。
理由2:タグマネージメントツールは意外と簡単に使用することができるから
タグマネージメントツールが便利なものであり、更には広告成果をより良いものにする上で役立つものであることは、既に述べました。ですので、タグマネージメントツールを使用した方がよいのは明らかだと思いますが、それでもタグマネージメントツールの使用をためらうのは「なんだか使うのが難しそう・・・。」等という理由からでしょう。しかしながら、タグマネージメントツールは広告運用初心者でも使えるように作られています。様々な企業がタグマネージメントツールを提供しているのですから、広告運用初心者でも使えるように考え抜かれて作られているものもあるわけです。サイトの作りによってはタグ発火の制御が広告運用初心者には難しいこともありますが、意外と簡単にタグマネージメントツールを使用できることも多いです。広告運用初心者でもタグマネージメントツールの使用に挑戦してみてください。
今回は以上です。広告運用の初心者だからという理由で便利なツールの使用を避けていると、いつになっても広告運用の上級者になることはできません。最近の広告運用に関連する便利ツールは、意外にも操作が簡単であることが多いです。最初からそのような便利ツールの使用を避けるのではなく、「もしかしたら、簡単に使えるかもしれない!」等と考えるようにすることをお勧めいたします!
Akira Kodaka
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