今回はP-MAXに関するお話です。

P-MAXの設定には、最終ページURLを拡張する設定があります。

以前、P-MAXを設定する際には意図しないURLへの配信を避けるため、最終ページURLの拡張をオフにすることを推奨していました。

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しかし、P-MAXのCV率改善に苦戦していたため、最終ページURLの拡張をオンにするとどうなるか検証してみました。

P-MAX 最終ページURLの拡張をオンにした結果

オンにした前後1週間の結果、以下のようになりました。

CV率:前週比 527%
CV数:前週比 312%

最終ページURLを固定ではなく、機械学習に任せたことでCV率・CV数いずれにおいても顕著に改善が見られました。
今回は、サイト内のページ数が1万件を超える求人系のサイトだったため、機械学習による最適化がかかりやすかったのだと思います。
しかし、オンにした当初1~2日はCV率の低下が見られました。
単純に最終ページURLを拡張すればよいというわけではなく、その後どういったページに配信されているかを見てメンテナンスをすることでここまでの改善が見られました。
メンテナンス方法については、以下に記載します。

拡張をオンにしてからCV率を高めるための方法

拡張をオンにしてからは、意図しないURLに配信される可能性もあるため、メンテナンスが今までより必要になります。
CV率を高めるためのメンテナンス方法は以下の通りです。

1)どのURLが最終ページURLになっているか、またそれぞれのURLの成果をGoogleAnalyticsで確認する

2)CV率の低いURLを除外ルールで登録する

シンプルです。
現在、P-MAXのURLで調整が出来るのは、URLの除外ルールのみなので、効果の悪いURLを除外するという方法で調整していきます。
尚、過去の運用実績から明らかにCV率が低いと思われるURLについては、事前に除外ルール設定しておくと良いでしょう。

以上です。
P-MAXを使用していてCV率に課題を感じているという方は、最終ページURLの拡張をオンにすることを検討してみると良いかと思います。
それでは。

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Kyotaro Yamaoka

横浜国立大学工学部卒。2児の父。重工業系エンジニアを経て、2015年にWebマーケティング業界に参入。電通アイソバーや博報堂DYデジタル、インティメートマージャーなどとの協業経験を経て、ベンチャー企業のリーダー運用者として多様な業種の広告主を支援。2021年に援軍入社。データ分析に強みを持つ理系ディレクター。