弊社記事でも何度かお話ししているパフォーマンスマックス(以下、P-MAX)。

その中で「最終URLの拡張」という機能があります

これについては弊社山岡が導入後の成果について記事にしています。

【Google広告】P-MAXで最終ページURLの拡張をオンにした結果は?

拡張したURLからコンバージョンにつながる可能性があるため、弊社としてはこちらの機能はオンにすることを推奨しますが、なんでこの機能をオンにすべきなのか。本日はその点について補足したいと思います。

最終URLの拡張はDSA?

DSA(動的検索広告)は結構皆さん使っているのではないでしょうか?

ユーザーが検索した検索語句にあわせて、関連性が高いと思われるページを自動でリンクし、広告文のタイトルも自動で作ってくれるというも便利な機能で、コンバージョンの獲得にも貢献度が高いメニューです。

最終URLの拡張機能はこの機能と非常に似ています。

Google広告ヘルプの説明を引用しますが、

最終ページ URL の拡張機能を使うと、コンバージョンにつながる検索をさらに発掘することができます。この機能では、関連性のある検索アクティビティを特定してから、それに基づいてウェブサイト内の適切なランディング ページを選び、カスタマイズされた見出しを含む広告を自動的に表示できるため、掲載結果が向上します。URL の除外を追加すると、自動化の効果を高められます。

そう、タイトルもリンク先から自動生成されています。

URLを拡張配信しているだけではなく、しっかりマッチしたタイトルで掲載してくれているんですね。

DSAと同じような機能である。そう考えると、使わない手はないんじゃないでしょうか?

P-MAXとDSAの優先順位

では、DSAをすでに実施している場合、どっちが優先して出るのか?

これに関してはGoogle広告ヘルプに以下の記載があります。

  • ユーザーの検索語句が、アカウントで指定したマッチタイプの検索キーワードと同一の場合は、P-MAX よりも検索キャンペーンが優先されます。
  • ユーザーの検索語句が検索キーワードと同一でない場合、広告ランクの最も高いキャンペーンまたは広告が、クリエイティブの関連性および掲載結果を考慮して選択されます。

つまり、DSAはキーワードを設定するものではないので、やや推測も含みますが、広告ランクが高いほうが出るのではないかと思われます。

最終URLの拡張機能を使ってみよう

本日は最終URLの拡張機能ってほぼDSAなんじゃないの?と思ったので、その点について記事にして見ました。

運用レバー(操作できる箇所)が少ないP-MAXですが、デフォルトで用意されているこういった機能を活用して成果につなげたいですね。

ではまた。

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Junichi Nakamura

前職は大手ネット広告代理店のインターネットプロモーション部門の部長。マネジメント兼プランナー/ディレクターとして、SEM、ディスプレイ領域中心に、業界問わず大手クライアントのプロモーション支援を行う。現場に拘り、コツコツと改善施策を積み上げながら、着実に改善に繋げていく職人。