Googleの動的リマーケティング広告はフィードの情報とユーザの閲覧情報や行動履歴から、レスポンシブ広告を掲出する仕組みを言います。ユーザーが見た商品や情報に基づいて広告の内容が決まるという訳です。ECなどでは商品それぞれに商品詳細ページが存在し、固有のIDが振られています。それに基づいて価格やディスクリプションも設定されているという事です。

ただ、中には商品の大カテゴリの説明はあるけど、商品それぞれの詳細ページが存在しないケースもあります。

例えば、マンションの広告を例にとりますと、部屋の階層やタイプによって家賃が違うのですが、ページ一枚に各部屋の情報がまとまっていて、家賃を正しくタグを経由して飛ばせない状況だとします。
この場合、バナーに掲載させる金額は1パターンのみしか出せないため、例えば最低賃料5万円の家賃の部屋もあれば、MAX10万円の部屋もある場合、掲載する金額をどちらかに決めなくてはいけません。
5万円とバナーに表示させていても、例えば5万の家賃の部屋が満室になっていたら、ユーザービリティ的に良くないですよね。

金額に幅を持たせて、掲出したい場合は、フィードに情報を追加するだけで設定ができます。

「Formatted price」カラムを追加

Googleの動的リマーケティング広告で表示される価格に幅を持たせることが可能です。通常価格のカラムは「Price」を使用しますが、「Formatted price」は任意文字列の価格を追加できるため、例えば50000でprice列に追加していたものを、¥50,000~という表記に変更が可能です。

設定については、フィードに上記カラムを追加して、データを更新するだけです。
※追加するたけでPriceからFormatted priceを優先して読み込むようになります。

動的リマーケティングの改善方法は主にフィードマネジメントといわれております。クリエイティブの見せ方にこだわってクリック率を上げて、成果につなげていきましょう。

The following two tabs change content below.

Masahiro Ozeki

株式会社援軍の社員。主にWEB広告のディレクション、運用プランナー。元大手ネット広告代理店インターネットプロモーション部門で、マネジメント兼プランナーとしてWEB・アプリ領域それぞれのプロモーションを担当。業界歴約10年。より顧客と寄り添ったサービス提供がしたいという気持ちが強くなり、2020年11月にデジタルマーケティング支援の何でも屋 援軍に入社。