2024年4月10日リリースされたYahoo!広告の画像アセット。Google広告でいうところの画像表示オプションですが、詳細は以下の記事でご紹介しています。

【Yahoo!広告】画像アセットが追加可能に／注意点まとめ

Google広告では設定することでCTRの改善に繋がる傾向がありますが、Yahoo!ではどうでしょうか？早速設定してみたので、本日はその効果をご紹介します。

数値の確認方法

まず、効果の共有の前にどこで数値を見れるのかですが、管理画面から見る方法とレポートで出力して見る方法をお伝えします。

管理画面からの見方

広告管理画面の広告表示アセットの下の「関連付け一覧」をクリック。

広告表示アセットの関連付け一覧
これでキャンペーンまたは、広告グループに設定している表示オプションの実績を見ることができて、画像アセットの数値も確認可能です。

広告表示アセット②

レポートとして出力する方法

次にレポートとして出力して見る場合です。

画面上部「レポート」をクリック

レポートの作り方①
「＋レポート・テンプレート作成」をクリック

レポートの作り方②
「広告表示アセットレポート」をクリックし、キャンペーンまたは広告グループを選択（画像アセットをどちらのレベルで設定しているかでどちらかを選択）

レポートの作り方③

これで画像アセットのレポートが出力可能です。

なお、管理画面から見る場合でも、レポートとして出力する場合でも、そのまま見ると出てくるクリック数やコンバージョン数は画像アセットが表示された時の「広告全体」の数値です。画像アセットのみのクリック数やコンバージョン数を見たい時は「分割項目」から「クリック種別」を追加しましょう。

レポートの作り方④

出てくるレポートで「クリック種別」が「その他」となっている行の数値が画像アセットの数値です。

管理画面から見る場合も同様に「分割」から「クリック種別」を選択してください。

分割-クリック種別

なお、分割してもインプレッション数は広告全体の数値になっています。クリック数やコンバージョン数は画像アセットをクリックした数値、クリックから発生したコンバージョンの数値です。

設定後の効果

こちらで得られる効果はやはりCTRの改善だろうということで、設定前後でCTRを比較してみました。

今回は2社の事例です。

画像アセット前後比較

A社、B社どちらも設定したキャンペーンまたは広告グループにおいて、設定前後でCTRが改善されていました。

もしかすると、画像アセット以外の影響もあるかもしれませんが、少なくとも悪化はしていません。

CTRが改善すると、CPCも抑えられる可能性があるので、こちらはマストで設定すべきですね。

ではまた。

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Junichi Nakamura

前職は大手ネット広告代理店のインターネットプロモーション部門の部長。マネジメント兼プランナー／ディレクターとして、SEM、ディスプレイ領域中心に、業界問わず大手クライアントのプロモーション支援を行う。現場に拘り、コツコツと改善施策を積み上げながら、着実に改善に繋げていく職人。