LINE広告で正しく成果を計測するためには、コンバージョンコードの設置が必須です。今回はLINE広告におけるコンバージョンコードの種類とその設定方法について、管理画面のキャプチャを用いて説明いたします。
コードの用途の理解を深めて、LINE広告の計測をマスターしていきましょう。
コード(タグ)の種類と発行方法
LINE広告には4種のコード(タグ)が存在します。
- ベースコード
- コンバージョンコード
- 標準イベントコード
- カスタムイベントコード
■ベースコード
ベースコードはユーザー行動を計測したいすべてのウェブページに設置が必要なコードです。TOPページからサンクスページに至るまで、全ページに設置します。こちらを設置することで、リターゲティングリストの作成や、ユーザー情報の収集に役立てる事ができます。コンバージョン計測もベースコードを設置していないといけません。
発行方法
LINEの広告マネージャーにアクセスし、左上MENUからトラッキング(LINETAG)をクリック
ページ中央部に「ベースコード」があるためそれをコピーし全ページに設置
■コンバージョンコード
コンバージョンを計測するページに設置するコードです。基本的には、商品購入や資料請求などが完了したあとのサンクスページにベースコードとセットします。
発行方法
ベースコードと同様のページで、ベースコードの下部にコンバージョンコードがあるので、それをコピーし、サンクスページに設置
■標準イベントコード
ユーザーの各種行動に合わせて定義されたイベントのことを指します。標準イベントをLINE tagから送信することによりコンバージョンの計測、レポーティングへの反映、ウェブトラフィックオーディエンスへの利用を行うことが出来ます。
発行方法
コンバージョンコードの上部タブに「標準イベントコード」があるので、選択。標準イベントタイプを指定することで、コードの文字列が変化します。
■カスタムイベントコード
特定のページにアクセスしたユーザーについて、イベントベースでの効果測定やオーディエンスの作成ができます。
カスタムイベントコードはベースコードとセットで設置する必要があります。
コンバージョンコード、標準イベントコード、カスタムイベントコードはユーザーのサイト内アクションを計測する点では共通の機能です。ですが、それぞれの用途に合わせて使い分ける事が可能です。
発行方法
標準イベントと同様にタブを「カスタムイベントコード」に変更。カスタムイベント名のところに任意の文字列を追加。※今回は例としてlinetapを追加
それぞれの用途
コンバージョンコードを使うケース
サイト上に1つのコンバージョンしかない場合や、メインコンバージョンアクション地点に設置します。例えば、「資料請求」のみ成果地点にしている場合は、このコードをサンクスページに設置します。
標準イベントを使うケース
あらかじめLINE側で定義づけられた行動(アクション名)を指定してコードを発行できます。これは上記の例で取り上げた、「資料請求」以外にもコンバージョン地点がある場合や、コンバージョン地点が「購入」などのケースに使用します。計測したいアクションがあらかじLINEで定義づけられたイベントと同様のものの場合もこちらを使用します。
あらかじめLINE側で定義づけられた行動(アクション名)は以下の通り。
・商品の詳細を見る
・カートに追加
・チェックアウト開始
・購入
・リード
・予約完了
・登録完了
カスタムイベントコードを使うケース
標準イベントにないアクションを計測したい場合、任意のアクションを指定して発行するベースコードとなります。
例えば、「LINEの友達追加ボタンをタップする」地点を計測したい場合、アクション計測コードに「linetap」などわかりやすいコードを任意に入力してコードを発行し設置することで、
LINEの管理画面で上記アクションが発生した際に計測されるものになります。
まとめ
コードの種類と使い分け、発行方法についてまとめました。
コンバージョンコードとしてひとくくりにしてしまうと、そのアクションが一体何なのか、分けて見れない事を解消できる良い機能かと思いますので、計測したいアクションに応じて使い分けてみてはいかがでしょうか?
Masahiro Ozeki
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