皆さんは広告運用の中で日々一連のレポート作成、共有、提案などを行っているかと思います。今回はこれらの業務を行う上でとても便利なツールである「データポータル」についてお話ししたいと思います。

データポータルとは

データポータルとは、無料で使用できるBI(ビジネスインテリジェンス)ツールです。例えばGoogle広告やGoogleアナリティクスなどのデータを繋ぐことで、知りたい指標をグラフ・表形式で自動算出することが可能です。知りたい・把握したい形式で最新情報を表示することが出来るので、業務時間の短縮を図ることが出来ます。

把握しておきたいレポートを自動で作成できる

データポータルは様々なデータの雛形を作成していれば、自動的に更新していくことが可能です。たとえばECサイトであれば、購入ユーザーの年齢層・性別データやサイトの訪問時間などのレポートを事前に作成しておけば、施策ごとに年齢・性別がどのように推移しているのかを把握数ることが出来るようになります。エクセルなどを用いても同様の作業は行えますが、自動更新はされないため、都度ファイルを作り直す作業が発生します。

リアルタイムで共有が可能

データポータルの特徴の一つに、作成したレポートの共有機能があります。事前に該当するレポートのURLを共有しておけば、メンバー・クライアントに最新情報を共有することが可能となります。同じシートを更新すれば、共有されているメンバーには最新情報が常に表示されるので、共有する手間を省くことが出来ます。

必ず重要指標を中心に構成すること

WEB広告は実に多くの数字を確認することが出来ます。しかし広告運用においては、顧客ごとに特に重要視する指標があります。例えばROASであったり、会員登録数であったり、CPAであったり。運用する前に必ずその成否の判断するための指標が必ずあります。これらの指標を登録しておくことで、いつでも知りたい瞬間に実績を確認できる状況を作ることが可能となります。

まずは触ってみる

実際にどのように作成するのか。まずは触ってみることをお勧めします。

https://marketingplatform.google.com/intl/ja/about/data-studio/

 

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Hiroshi Shimada

リクルートにて求人広告制作のディレクター、Googleにてアカウントマネージャーをそれぞれ経験。その後、健康コーポレーション(現RIZAP)にて、WEB施策のデータ分析を行う部署を統括。直近10年はWEBマーケティングに専念しているが、広告領域の業務で言えば22年の経験。オンライン・オフラインどちらの戦略立案・実施・分析においても、知識・経験が圧倒的に豊富なマーケター。