Google広告を運用していると、管理画面に最適化案が表示されます。その中に「オーディエンスリストをモニタリングで設定しましょう」といった類の最適化案が表示されることがあります。オーディエンスリストと言っても「リマーケティングリスト」「類似ユーザーリスト」「カスタマーマッチリスト」など様々ですが、そのすべては検索連動型広告のキャンペーンもしくは広告グループへモニタリングで設定することが推奨されます。では、その理由はなぜでしょうか?

自動入札機能の機械学習のシグナルになる

オーディエンスリストをモニタリングで設定する理由は、ずばり「自動入札機能の機械学習のシグナルになるから」です。自動入札機能は過去の広告配信データを学習データとして機械学習を行い、リアルタイムで広告オークションごとに最適な入札を自動で行います。その学習データの中にはユーザー属性や行動履歴やターゲティングなどの様々なデータが含まれるのですが、オーディエンスリストをキャンペーンもしくは広告グループに追加することで「そのオーディエンスリストに含まれるユーザー属性」も学習データの中に含まれるようになります。例えば、リマーケティングリストをモニタリングで設定すれば「サイトへの訪問履歴」が学習データに含まれるようになります。

機械学習は学習データに含まれる情報が多ければ多いほど精度が上がる

オーディエンスリストをモニタリングで設定することで学習データの中に含まれる情報が増えるわけですが、そうなれば当然「機械学習の精度が上がり、それに伴って自動入札機能によるパフォーマンス向上に繋がり」ます。人間も、少ない情報の中から正解を言い当てるのは難しいですが、情報が多ければ正解を言い当てられる確率が上がりますよね。イメージとしては、それと同じです。学習データに含ませる情報自体を増やしながら、学習データそのものの量も増やすようにしていくことで、機械学習の精度は向上していきます。

今回は以上です。オーディエンスリストをモニタリングで設定するということだけ見ても、その理由やその理由に関連する情報(今回のケースで言えば、機械学習はどのようにして精度が向上するのかという情報)を理解しているかどうかで広告運用のやり方も今後の広告施策の立案内容も変わってくるでしょう。この手の「広告運用の基本」は必ず頭に叩き込んでおきましょう!

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Akira Kodaka

2005年、SEO・サイト制作で起業。法人向けSEOを請け負いつつ、アフィリエイターとしても活動(当時国内上位1%の報酬獲得実績達成)。また、同時期に美容室を買収し、黒字化させてバイアウト。その後、2010年から8年間、Googleで広告運用スペシャリストとして活躍。新規クライアント専門ビジネス支援部門リード、広告代理店営業マネージャー、通信テクノロジー業界シニアアカウントマネージャーを経験。2018年、株式会社援軍設立。

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