Yahoo!広告スクリプトでスプレッドシートにレポートを自動出力する方法

日々の広告運用の結果をモニタリングする際にLooker Studioを活用されている方も多いかと思います。

Looker StudioはGoogle関連のサービスのデータに関しては簡単に取得できるのですが、その他の媒体データに関してはAPIを使ってデータ取得ができるようにするか、有料のアドオン・ツール等を使用する必要があります。

無料でモニタリングする方法としては、スプレッドシートにデータを出力して取り込む方法があるのですが、手動でcsvを都度更新するのは大変ですよね。

今回はYahoo!広告スクリプトを活用して、Yahoo!広告のデータをスプレッドシートに自動で出力する方法をまとめていきます。

Yahoo!広告スクリプトを準備する

Yahoo!広告スクリプトは公式でサンプルコードが公開されています。

そちらをベースに必要な項目を入れ替えていきましょう。

今回は検索広告のキャンペーンレポートを作成していくことにします。

まずは出力先となるスプレッドシートを新規で作成します。

スプレッドシート IDが必要になるので下記を参考にコピペしましょう。

Yahoo!広告スクリプトでGoogleスプレッドシートに対して処理を行う際に必要となるスプレッドシートIDは、どこを見れば分かりますか？
該当のスプレッドシートのURLで、以下の赤字部分がスプレッドシートIDです。
https://docs.google.com/spreadsheets/d/xxxxxxxxxxxxxxxx/edit#gid=0
こちらの文字列を、スプレッドシートIDとしてYahoo!広告スクリプト内で指定してください。
（Yahoo!広告スクリプト「よくある質問」より引用）

次にどのようなレポートを出力するかを指定していきます。

よく使われる reportType は以下のとおりですので、必要に応じて変更しましょう。

reportType	説明
CAMPAIGN	キャンペーンレポートです。
ADGROUP	広告グループレポートです。
AD	広告レポートです。
KEYWORDS	キーワードレポートです。
SEARCH_QUERY	検索クエリーレポートです。
RESPONSIVE_ADS_FOR_SEARCH_ASSET	レスポンシブ検索広告アセットレポートです。

（Yahoo!広告スクリプト基本のレポートより引用）

次にどのような項目を出力するかをfieldsに指定します。

よく使われるfieldsは以下のとおりです。

fields	説明
ACCOUNT_ID	アカウントID
ACCOUNT_NAME	アカウント名
CAMPAIGN_ID	キャンペーンID
ADGROUP_ID	広告グループID
KEYWORD_ID	キーワードID
CAMPAIGN_NAME	キャンペーン名
ADGROUP_NAME	広告グループ名
SEARCH_QUERY	検索クエリー
SEARCH_QUERY_MATCH_TYPE	検索クエリーのマッチタイプ
KEYWORD	キーワード
COST	コスト
IMPS	インプレッション数
CLICKS	クリック数
CLICK_RATE	クリック率
AVG_CPC	平均CPC
CONVERSIONS	コンバージョン数
CONV_RATE	コンバージョン率
CONV_VALUE	コンバージョンの価値
COST_PER_CONV	コスト/コンバージョン数
VALUE_PER_CONV	価値/コンバージョン数
ALL_CONV	すべてのコンバージョン数
ALL_CONV_RATE	すべてのコンバージョン率
ALL_CONV_VALUE	すべてのコンバージョンの価値
COST_PER_ALL_CONV	コスト/すべてのコンバージョン数
VALUE_PER_ALL_CONV	価値/すべてのコンバージョン数
DAY	日
DAY_OF_WEEK	曜日

最後にreportDateRangeTypeでレポートデータの期間を指定します。

よく使われるreportDateRangeTypeは以下のとおりです。

reportDateRangeType	説明
TODAY	本日です。
YESTERDAY	昨日です。
LAST_7_DAYS	本日を除く、過去7日間です。
LAST_14_DAYS	本日を除く、過去14日間です。
LAST_30_DAYS	本日を除く、過去30日間です。
LAST_MONTH	前月です。