Google広告ではユーザーの属性に基づいて配信設定したり、または除外することが可能です。
サービスや商品によって若年層にサイトに来訪してほしい、高年齢層にのみターゲティングしたいといった要望があるかと思います。
Google広告で選択できる属性は、以下になります。
年齢: 「18~24 歳」、「25~34 歳」、「35~44 歳」、「45~54 歳」、「55~64 歳」、「65 歳以上」、「不明」
性別: 「女性」、「男性」、「不明」
世帯収入: 「上位 10%」、「11~20%」、「21~30%」、「31~40%」、「41~50%」、「下位 50%」、「不明」
子供の有無: 「子供あり」、「子供なし」、「不明」
若年層向けのサービスなのであれば、35歳以上を除外する、女性向けサービスであれば、男性を除外するといった対応が可能で、それによって狙ったユーザー属性に広告を当てることが可能です。
ところで、「不明」というカテゴリがありますが、これは除外したほうが良いのでしょうか?
結論の前に、そもそも「不明」カテゴリとは何なのか、Googleはどうやって属性を識別しているかお話しします。
「不明」カテゴリとは?
「不明」カテゴリとは、Googleが年齢や性別、子供の有無、世帯収入がわからないユーザーのことです。
Googleはどう属性を新規別しているのか?
Googleアカウントにログインしている場合、Googleアカウントに自身が追加した情報や、見ているサイトなどの行動履歴、クリックした広告などからGoogleが推定しています。
ちなみに、自分がどういった属性になっているかは以下から確認可能です。
https://www.google.com/settings/ads
ちなみに、私は女性と認定されておりました。
Googleアカウントにログインしていない場合は、そのユーザーが見ているサイトや行動履歴、使用しているアプリなどから推測しています。例えば、女性向けサイトを多く見ているから「女性」だろうとという推測です。
「不明」カテゴリは除外すべきか?
結論、「不明」カテゴリは除外しないことをお勧めします。日々運用されている方なら実感があるかと思いますが、大体のケースで「不明」が一番配信ボリュームが多いのです。この「不明」の中にもターゲットとしている属性のユーザーは多分に含まれているはずです。
「不明」は除外せず、狙っていない明確な属性のみを除外するのが良いと思います。
私の場合、ログインしている状態でも属性が合っていませんでしたが・・・これはいろいろなクライアントの商材、サービスを扱うお仕事の場合は、女性向けサイトも見ますので、こういった結果になりがちかもしれません。この辺りは日々精度も上がっていくことでしょう。
「不明」カテゴリを除外しない代わりの対策として
「不明」層を除外しないと一定数望んでいない属性のユーザーが入ってきてしまったり、対象外の属性の方からのお申込みや、問い合わせが発生してしまうこともあると思います。この場合の対策としては、広告やサイト側でフィルタをかけるのが良いでしょう。
女性限定なら、タイトルで「女性限定」と入れる、バナーを女性モデルにする、ランディングページでも女性向けであることをしっかり訴求するなど。
配信ボリュームをターゲティングの設定でむやみに減らすよりも、こちらのやり方のほうがむやみにターゲットを減らさず、成果の改善につなげることができると思います。
本日は「不明」カテゴリについてお話ししましたが、参考までにGoogleに自分がどのような属性とみられているのか、まだ見たことがない方は見てみると面白いと思います。
ではまた。
Junichi Nakamura
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