皆さんはGoolgeの機能の一つである説明の機能を使用されたことはありますか。広告の掲載結果について要因を特定するための機能の一つで、数回クリックで閲覧することが可能です。今回はGoogle広告の説明機能についてのお話です。
Google広告説明機能とは
説明が書かれているのは、指標の青文字部分です。
説明では、ボタンをクリックするだけで表示回数、クリック数、費用における変化の最も可能性の高い要因を確認することができます。これにより、掲載結果の問題の特定にかける時間を軽減し、最適化に集中できるようになります。
クリックすると、変動した指標の詳細について確認することが出来ます。
期間比較して差分を特定
説明は期間を比較して行われます。期間比較して出てきた差分を基に要因を特定する仕組みになっています。例えば過去7日間で表示されている場合、その前の7日間と比較した説明が表示されます。ちなみに管理画面上で期間を比較する必要はなく、大きな変化があった場合は自動的に表示されます。
検索のみが対象
説明が表示されるのは、個別単価設定、拡張クリック単価、目標コンバージョン単価を使用している検索キャンペーンと、目標コンバージョン単価を使用しているアプリ キャンペーンに限られます。
全てのキャンペーンで表示されるわけではなく検索キャンペーン、アプリキャンペーンなどに限られます。
説明が表示されるのは大きな変化があった場合のみ
説明は、ボリュームと変化率に関する次の基準値を満たす場合に限って表示されます。
説明が表示されるにはボリュームと比較した際の基準値を満たしている(変化率が大きいなど)必要があります。
実例
では実際にどのように表示されているのでしょうか。使用している費用が減っているケースの表示内容を見てみます。
関連する指標の変化について表示。
最上部にでてくるのは比較して変動した実績の額と率。事例では費用の減少額と減少率が表示されています。
費用:-¥2.71万
変更:-22.63%
次に実績に関連する各指標の変動率が表示されています。
インプレッション数: -18%クリック数: -16%平均クリック単価: -8%インプレッション シェア: -3%インプレッション シェア損失率(広告ランク): +2%
最後に表示低下に寄与している大きな要因について表示されています。
キャンペーンの検索インタレスト
-18%
事例では検索インタレストの低下(検索インタレストとは Google 検索での検索数を示します。 値は 0 ~ 100 のスケールで計算)を表示しています。
上記の説明を読み取ると費用が低下している要因は検索数の低下が大きいと推測しており、具体的には検索語句〇〇〇が低下しているためだと読み取れます。ここまで書いていると次の改善アクションについてイメージがしやすくなりますよね。
広告運用に慣れていない方は積極的に活用しよう
現在説明の機能で確認することが出来る範囲は限られており、広告アカウント全体を把握することは出来ない旨を理解しておきましょう。しかしざっくりとではありますが広告の現在の状況を数クリックで確認することが出来るため、広告運用に慣れていない方は積極的に活用することをお勧めいたします。説明内容を繰り返し確認することでなぜ実績が変動しているを理解することが出来るようになります。
Hiroshi Shimada
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