YDA(Yahooディスプレイ広告)において急に類似オーディエンスのリスト数が0になり配信が出なくなってしまうことがあります。

急に配信が出なくなってしまうと焦りますよね。

例えば、サイトやLPのURL変更などで基となるオーディエンスリストの条件URLへの訪問が発生しなくなったとか、基となるオーディエンスリストの訪問期間が短く、対象の訪問が減少したなど明確な理由があればよいのですが、そういう明確な原因がわかりにくい場合もあります。

類似オーディエンスの蓄積条件は以下になります。

類似ユーザーは、基となるオーディエンスリストの過去28日間のユーザーサイズが100を超えた場合に蓄積されますが、解析可能な行動履歴が少ない場合などは、ユーザーサイズが100を超えていても蓄積されないことがあります。
なお、基となるオーディエンスリストが顧客データの場合、顧客データをインポートした日から28日を超えると、基となるリストを参照している類似ユーザーのユーザーサイズは0件となります。これを回避するには、前回のインポートから28日以内にデータの再インポートを行ってください。

参考:https://ads-help.yahoo-net.jp/s/article/H000044833?language=ja

つまり、類似基となるオーディエンスリストの訪問履歴の有効期間を180日や540日などの長期にしていてユーザーサイズが1,000以上あったとしても、過去28日間のユーザーサイズが100未満であれば類似オーディエンスにユーザーは蓄積されません

また、類似基となるオーディエンスリストが顧客リストであれば、ユーザーサイズが1,000以上あったとしてもインポートから28日以上経過していたら類似オーディエンスにユーザーは蓄積されません。

「気がつくと成果の良い類似オーディエンスの配信が止まっていた・・・」なんてことも起こりえるので、この仕様は事前に認識しておきたいですね。

それでは。

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Kyotaro Yamaoka

横浜国立大学工学部卒。2児の父。重工業系エンジニアを経て、2015年にWebマーケティング業界に参入。電通アイソバーや博報堂DYデジタル、インティメートマージャーなどとの協業経験を経て、ベンチャー企業のリーダー運用者として多様な業種の広告主を支援。2021年に援軍入社。データ分析に強みを持つ理系ディレクター。