YDAはYahoo!のサービス面を中心に配信が可能で、サーチターゲティングなどYDAでしかできないターゲティング方法もあるため有用な配信面の1つとなっています。
一方でやや扱いにくいのがレスポンシブディスプレイ広告です。
レスポンシブディスプレイ広告は画像や広告文など複数のアセットを追加し、様々なアセットの組み合わせの中から最適なものを機械学習しながら自動的に表示する仕組みとなっています。
これまではそれぞれのアセットや、アセットの組み合わせがどれだけ表示・クリックされたのか分からないというのがネックとなっていましたが、YDAでは今後のアップデートで内訳が確認できるようになるとのことです。
アップデートの概要
YDAのレスポンシブディスプレイ広告に関しては、画像アセット別に成果を確認する方法は以前からありました。
詳しくは下記の記事をご確認ください。
公式リリースノートの発表を見ると、画像アセットと広告文と組み合わせて、表示回数やクリック数などそれぞれの結果を確認できるようになるとことです。
これまでは、広告文別の成果をみるためには広告を複数に分けて配信するなど工数がかかりましたが、今後はその必要がなくなりそうなので嬉しいアップデートですね。
注意したい点
また注意したい部分もあるのでそちらも確認しておきましょう。
以下公式リリースノートからの引用です。
タイトル、説明文単位の実績値は、2023年4月12日以降のデータで確認可能です。2023年4月11日以前のデータは、「タイトル」「説明文1」項目を追加しても従来と同様合算値のみが表示されます。
こちらにある通り、4月11日以降のデータのみ確認できるようで、それ以前の期間は確認することができないようです。
・削除済みを含め、配信実績のあるアセットの組み合わせは、全てパフォーマンスレポートで出力されます。
・削除済みのアセットと同じ値(内容)が再登録され配信された場合、パフォーマンスレポートでは同じ行で集計、出力されます。
削除済みのアセットの内容が再登録された場合は、同じ行で集計されるという点は念頭に入れておいた方が良いかもしれません。
おわりに
今回のアップデートによってレスポンシブディスプレイ広告の結果が確認しやすくなりそうですね。
ディスプレイ広告において最も重要なのはやはり画像素材になりますが、広告文やその組み合わせによっても大きく結果が異なることも多いです。
しっかりと成果を確認しながら最適な画像・広告文の組み合わせを見つけて改善を進めていきましょう。
Keisuke Asou
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