Google広告を実施して最初からオーディエンスセグメントをターゲティングしたディスプレイ広告を配信するケースはあまり多くないと思いますが、検索連動型広告等である程度の広告成果を得られるようになったら、次の一手としてオーディエンスセグメントをターゲティングしたディスプレイ広告を検討することがあるでしょう。そのような場合、相当数あるオーディエンスセグメントからどれをターゲティングに設定すべきか悩むと思いますので、そのお悩みに応える内容を今回は手短に述べます。
直感でどのオーディエンスセグメントを設定するか決めない
検索連動型広告のキーワード選定をする時もありがちだったりしますが、ディスプレイ広告で設定するオーディエンスセグメントを選定する場合も「直感で決めてしまう」ということがあります。しかしながら、貴重な予算を直感に任せて投資するのは怖いですよね。ある程度の経験がある広告運用者であれば、そのようなことは基本的にやりません。
まずは検索連動型広告でオーディエンスセグメントをモニタリングとして設定する
直感で判断せずにデータで判断する為、まずは「コンバージョン獲得数の多い検索連動型広告のキャンペーンに対して、モニタリングとしてオーディエンスセグメントを設定」しましょう。オーディエンスセグメントごとの成果をデータとして蓄積して、ディスプレイ広告で設定すべきオーディエンスセグメントを見極める為です。なお、設定するオーディエンスセグメントはリマーケティングリストのオーディエンス分析を参考に決定するのがお勧めで、特にコンバージョンユーザーのリマーケティングリストのオーディエンス分析を参考にするのが最もお進めです。
成果の良いオーディエンスセグメントだけディスプレイ広告で設定する
検索連動型広告にモニタリングとしてオーディエンスセグメントを設定してデータ収集し、成果の良いオーディエンスセグメントがどれなのかハッキリしたら、いよいよオーディエンスセグメントをターゲティングしたディスプレイ広告を広告配信していきます。検索連動型広告で成果が良かったオーディエンスセグメントをディスプレイ広告のターゲティングとして設定しましょう。なお、ここまでやっても、必ずオーディエンスセグメントをターゲティングしたディスプレイ広告で良い成果が得られるというわけではありません。その点だけは注意して下さい。
今回は以上です。検索連動型広告等と比較して、オーディエンスセグメントをターゲティングしたディスプレイ広告はより多くの広告表示回数を得られることが多いです。その為、上手く広告配信すればより多くの広告の広告成果の獲得にも繋がりますが、下手をすれば大きく予算を失うことにもなります。直感だけに頼ってオーディエンスセグメントをターゲティングしたディスプレイ広告を実施するのではなく、データに基づいた判断で良い成果になる確率をしっかりと高めましょう。
Akira Kodaka
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