以前こちらの記事でご紹介したYahoo!ディスプレイ広告(以下YDA)の類似ユーザー。
類似ユーザーの機能自体は昔からありましたが、精度改善されたということで早速試してみました。
類似ユーザー試してみた
類似ユーザーの基となる親のオーディエンスは「コンバージョン済みユーザー」を選択し、類似ユーザーの拡張範囲は「2」で設定しました。
おさらいですが、類似ユーザーの拡張範囲は10段階で、1が最も親のリストに近く、10がもっとも遠く(類似度が低い)なります。

ヤフー様提供「オーディエンスリスト(類似ユーザー)ご提案資料」より引用
今回は保守的に比較的類似度が高い「2」で設定しました。
成果は?
今回、コンバージョン目的の場合にリターゲに次いで実施している確率が高いであろうサーチターゲティングと比較してみました。
その結果、こちらです。
CVRはサーチターゲティングよりも高い数値が出ており、結果CPAも低く収まっています。
まだ配信して間もなく、コンバージョン数自体は多くないため、手動で入札していますが、これを自動入札に切り替えるとさらに件数が見込めそうですね。
YDA内での類似ユーザーの位置づけ
昔の類似ユーザーを知っている方なら意外に感じると思いますが、現在YDA内ではリターゲティングの次に獲得向けの配信として位置づけています。実はサーチターゲティングより獲得向けなんですね。

ヤフー様提供「オーディエンスリスト(類似ユーザー)ご提案資料」より引用
今後さらに精度改善予定
昨年の9月以降、Yahoo! JAPANのさまざまなシグナルを追加したり、参照するデータを最新のものだけにするなど精度改善のアップデートを行っておりますが、さらに2022年3月に以下のシグナルも読み込むようアップデート予定とのことです。
- 年齢・性別
- デバイス
精度は確かに良くなっている
感触としては確かに類似ユーザーの精度は過去より改善していると感じました。
以前の記事でも書きましたが、過去に類似ユーザーをやったことがある人はあまり良い印象がない人が多いのではないでしょうか?(私です、すいません)
今回試してみて精度の改善を感じましたし、これからもさらに改善予定とのことなので、皆さんも再度取り組んでみてはいかがでしょうか?
ではまた。
Junichi Nakamura
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