Googleタグマネージャー(以下GTM)は様々なタグを一括管理できる便利なツールです。以前カスタムHTMを使用したタグの設定方法をご紹介しましたが今回はGTMのタグテンプレートを使用した簡単な方法をご紹介します。タグテンプレートを使用することによってYahoo!のタグもシンプルに管理しやすくなります!
YahooはGoogle広告とは違いタグの順序付けが必要になるのでその点だけ注意が必要です!
コンテンツ
Yahooコンバージョン測定で必要なタグの種類
- サイトジェネラルタグ
- 検索広告のサイトリターゲティングタグ
- 検索広告のコンバージョン測定タグ
- ディスプレイ広告(運用型)サイトリターゲティングタグ
- ディスプレイ広告(運用型)コンバージョン測定タグ
Yahooのタグ実装で必須なサイトジェネラルタグとは?
サイトジェネラルタグはITP対策に必要不可欠なタグです。ITP対策とはIntelligent Tracking Preventionの略でAppleが搭載しているトラッキング防止機能。簡単にいうとsafari上でトラッキングを阻止する仕組みですね。トラッキングが阻止されるとリマーケティング広告が表示されなくなったりコンバージョン数が欠損したりするので、これらの対策として必要不可欠なのがサイトジェネラルタグになります。まずはサイトジェネラルタグの設定から始めましょー。
サイトジェネラルタグの実装方法
Googleタグマネージャーにログインし「タグ」→「新規」をクリックします。
タグの設定をクリックして右側の「タグタイプを選択」からコミュニティテンプレートギャラリー~」を選択します。
「タグテンプレートのインポート」にある検索窓で「Yahoo」と入力し「Yahoo広告サイトジェネラルタグ」を選択
「ワークスペースに追加」をクリックし、更に「追加」を選択
管理しやすい名前を入力して「コンバージョン補完機能を利用する」「Cookie以外のストレージを~」の2つにチェックを入れます。トリガーはAllpagesでOK。
これでサイトジェネラルタグの設定は完了です。
サイトリターゲティングタグの実装方法
サイトリターゲティングタグと同じ要領でタグテンプレートのインポートに進み「Yahoo(検索広告)サイトリターゲティングタグ」を選択しテンプレートを追加します。
※ディスプレイ広告(運用型)の場合は「Yahoo広告(ディスプレイ広告)サイトリターゲティングタグ」を選択してリマーケティングIDを入力し「詳細設定」をクリックし「タグの順序付け」を選択します。サイトリターゲティングタグが発効する前に、先ほど設定した「サイトジェネラルタグ」を配信するように設定します。
トリガーは「All pages」でOK。
リターゲティングIDの確認方法
Yahoo広告のアカウントにログインし「ツール」→「ターゲットリスト管理」へ進み「タグ表示」を選択します。この表示されたタグの中に「yahoo_ss_retaegeting_id:00000」と記載されていますので、id以降の数字がリターゲティングIDになります。