Google広告アカウントのアセットに「ビジネスの名前」と「会社のロゴ」が増えているのに気付きました。
気になったので詳細を調べてみましたが、ベータ版として2022年10月中旬頃から条件を満たしたアカウントのみ表示され始めているようです。
「ビジネスの名前」と「会社のロゴ」とは?
新しく表示された「ビジネスの名前」と「会社のロゴ」はモバイルでの検索時のみ、下記のような形で表示されます。
これらのアセットは手動で設定をする必要はなく、自動的にランディングページから検出したものを追加してくれます。
もちろん変更したい場合は手動で後から登録することも可能です。
オーガニックの検索と広告での表示を分けることもできるということになります。
会社のロゴとビジネス名の規定に関して
Google広告ヘルプに記載があるので引用します。
ビジネスの名前に関する規定
- 広告主様の適格性確認のプロセスで提出されたドメイン名または正式名と完全に一致すること
- 広告のランディング ページに目立つように表示されていること
- 文字数: 半角 25 文字(全角 12 文字)まで
- 対応言語: 英語、日本語、フランス語、ドイツ語
ビジネスのロゴに関する規定
- 宣伝対象のビジネスとマッチし、ドメイン名ごとに同じものを使用すること
- アスペクト比: 正方形(1×1)
- 画像の解像度: 1200×1200(推奨)、128×128(最小)
- ファイル形式: PNG、JPG / 最大ファイル サイズ: 5120 KB
- ライトモードとダークモードの両方に対応していること
- 推奨される画像のセーフエリア: ロゴはさまざまな形式で表示されることがあります。重要なコンテンツは画像の中央 80% の範囲内に配置してください。広告プレビューと実際の表示ではロゴの角が丸められることがあります。
仮に「ビジネスの名前」と「会社のロゴ」のアセットが不承認になった場合でも、広告は停止にはならないのでご安心ください。
会社のロゴとビジネス名のアセットが表示される要件は?
こちらも同様にGoogle広告ヘルプに回答があるので引用します。
- アカウントの開設から 90 日以上が経過している。
- アカウントでこれまでポリシーに準拠してきた実績がある。
- アカウントに有効なキャンペーンがある。
- アカウントに運用中のテキスト広告があり、検索キャンペーンで過去 28 日以上にわたって費用が発生している。
- アカウントのカテゴリまたはサブカテゴリが対象である。デリケートなカテゴリまたはサブカテゴリ(例: 性的なコンテンツ、アルコール、ギャンブル、ヘルスケア)は、ここで説明されるビジネス情報の対象外です。
- Google の広告主適格性確認プログラムを完了したアカウントである。
ベータ版ということもあり、これらの条件を満たしたアカウントの一部で表示され始めているようです。
「適格性確認プログラム」で広告主の身元が確認できていることが1つの条件になっています。
地球儀マークが表示されている広告アカウントではまだ表示対象になっていないということになりますね。
スマホで検索するとあまりロゴが表示される広告がないので、まだ対象となっているアカウントは少なそうです。
2023年にはPCにも表示される予定
現在、「ビジネスの名前」と「会社のロゴ」が表示されるのはモバイルのみになりますが、来年にはPCでも表示されるようになるとのことです。
「会社のロゴ」が設定されていないと地球儀マークが表示されるため、オーガニックの検索結果と広告の区別が明確になります。
そのためロゴを設定している方がオーガニックの一部に馴染みやすく、クリック率も高まるのではないかと個人的には思います。
自動的に登録されてしまうので、アセットに表示されていることに気付いたら、しっかりと正しいロゴ・ビジネス名が設定されているか念のため確認することをオススメいたします。
Keisuke Asou
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