Google広告のディスプレイ広告を実施している広告主であれば、一度はリマーケティングを実施したことがあると思います。リマーケティングは、サイト訪問した見込客等に絞り込んで広告配信できるディスプレイ広告のターゲティングメニューであり、コンバージョン獲得促進を目的とした広告配信でもブランディングを目的とした広告配信でも活躍してきたものです。
しかしながら、皆さんご存知の通り、クッキー(Cookie)を活用してサイト訪問者等を特定して広告配信するというリマーケティングの技術は年々使えなくなってきております。個人情報保護の観点等から特定のユーザーを追いかけるようなことが出来なくなってきている形です。その為、これからGoogle広告を実施するような場合は「今更リマーケティングを実施しても、広告配信できる期間はもうあまり無いのではないのか。」と心配になるかもしれません。というわけで、今から新規でリマーケティングを実施する価値はあるのかどうかについて、ザックリとお話していきます。
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結論:今からでもリマーケティングを実施する価値はある
WEBの世界ではiPhoneを中心にクッキー(Cookie)の働きを制限する動きがあるものの、現時点(2022年11月時点)でリマーケティングを使った広告配信が全くできないわけではありません。さすがに「設定しても広告表示回数が0、もしくはそれに近いような数値にしかならない!」のであれば実施する価値はありませんが、そういうわけではありませんので、「確度の高い見込客に絞り込んで広告配信できるリマーケティングは実施すべき」と言えます。
理由:数年前ほどの貢献はしないものの、今もまだ十分な貢献が見込める
数年前のリマーケティング全盛期と比較すれば広告表示回数が何割も減少しているので、コンバージョン等の成果に対する貢献度も下がってきてはいます。しかし、今でも広告は普通に表示されます。広告さえ表示されてしまえば今も昔もリマーケティングの機能は基本的に同じで、広告効果は非常に高いですから、今でもリマーケティングは実施すべきです。実際、弊社でも「最近になって新規のGoogle広告アカウントを作った場合」において、普通にリマーケティングも実施することが多いです。
補足:今のうちにリマーケティング以外のディスプレイ広告施策にチャレンジしておく
最後に補足です。このページで何度も述べました通り、全盛期ほどの効果はないもののリマーケティングは今でも効果的な広告配信手法です。しかし、WEBの世界でリマーケティングがいずれ今以上に広告表示が制限されてしまう危険性はあります。その為、まだリマーケティングが動作しているうちに、次なる「広告効果の高い広告配信手法」を探しておくことをお勧め致します。Google広告で言えば、ファインド広告をカスタムインテントターゲティングで広告配信する等、確度の高い見込客を狙える広告がありますので、そういったものを色々と試しておくようにしましょう。そうすることで、もしリマーケティングが完全に使えないような状況に陥っても、焦らずに日々の広告成果目標を追うことができます。
今回は以上です。グローバルサイトタグをサイト内に設置してユーザーリストの蓄積条件を設定するだけで、リマーケティングリストは蓄積されていきます。GTM(Googleタグマネージャー)等のタグマネジメントツールを使っていれば、数分でリマーケティングリスト蓄積の準備を完了させることも可能でしょう。リマーケティングは以前ほどの広告配信量は出ないかもしれませんが、それでもいまだに効果的です。リマーケティングの実施を検討しているのであれば、是非とも実施してみて下さい!
Akira Kodaka
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