先週Google拡張コンバージョンの設定の際、データレイヤー変数というワードを出しましたが、そもそもデータレイヤー変数とは何でしょうか?
今回はデータレイヤー変数について記載します。
コンテンツ
データレイヤーとは?
そもそもデータレイヤー変数のデータレイヤーとは何でしょうか。
データレイヤーは、Google タグ マネージャーと gtag.js でタグに情報を渡すために使用するオブジェクトです。イベントまたは変数を、データレイヤーを介して渡したり、変数の値に基づいたトリガーを設定したりすることができます。
参考:https://developers.google.com/tag-platform/tag-manager/datalayer?hl=ja
データレイヤー変数は、このデータレイヤー(Webサイトやアプリのデータ(ページURL、ユーザーID、商品情報など))をGoogleタグマネージャー(GTM)に渡すための変数です。
GTMは、これらの変数を使って、タグやトリガー、その他の変数を動的に制御することができます。
データレイヤー変数の役割
データレイヤー変数の主な役割は以下の3つです。
1. データの受け渡し
データレイヤー変数は、Webサイトやアプリのデータ(ページURL、ユーザーID、商品情報など)をGTMに渡すためのパイプ役を果たします。
2. データの再利用
一度データレイヤー変数に格納したデータは、GTM内の様々なタグやトリガー、その他の変数で再利用することができます。
3. データの管理
データレイヤー変数を活用することで、Webサイトやアプリのデータを一元的に管理することができます。
データレイヤー変数の種類
データレイヤー変数は、大きく分けて2種類あります。
1. プリセット変数
GTMによってあらかじめ用意されている変数です。ページURL、ユーザーID、クリックした要素の情報など、Webサイトやアプリの基本的なデータを取得することができます。
2. ユーザー定義変数
ユーザーが独自に作成する変数です。Webサイトやアプリ固有のデータを取得することができます。
データレイヤー変数の使い方
データレイヤー変数は、GTMの変数設定画面で作成・編集することができます。
1. 変数名
データレイヤー変数に分かりやすい名前を付けます。
2. データレイヤーのキー
データレイヤー変数で取得したいデータのキーを指定します。
3. データ型
データレイヤー変数のデータ型を指定します。文字列、数値、日付など、データの種類によって適切なデータ型を選択します。
4. デフォルト値
データレイヤー変数で取得したいデータが存在しない場合のデフォルト値を指定します。
データレイヤー変数のメリット
データレイヤー変数を使うことで、以下のようなメリットがあります。
- タグの管理が容易になる
- データの再利用が容易になる
- データの管理が容易になる
- トラッキングの精度が向上する
データレイヤー変数の注意点
データレイヤー変数を使う際には、以下の点に注意する必要があります。
- データレイヤー変数の名前は分かりやすく付ける
- データレイヤーのキーは正確に指定する
- データ型は適切なものを選択する
- デフォルト値は必要に応じて設定する
まとめ
データレイヤー変数は、GTMを使いこなす上で非常に重要な機能です。データレイヤー変数を理解し、活用することで、Webサイトやアプリのトラッキングをより効率的に行うことができます。
参考記事
Kyotaro Yamaoka
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