Cookieの規制が強まりターゲティングの精度が下がることが懸念される中で、クリエイティブの重要性が高まっています。
LINE広告やYahoo!広告では効果の高かったクリエイティブトレンドをまとめたレポートを定期的に公開されていることをご存知でしょうか?
もちろんクリエイティブのトレンドをそのまま真似れば効果が出るというものではありませんが、クリエイティブ作成のアイディアを練る上では参考になることは間違いありません。
今回は公開されている事例を元に、どういったクリエイティブが効果的かを整理していきたいと思います。
コンテンツ
クリエイティブトレンドをチェック
2023年を通して効果の高かった全業種に共通する事例に加えて、11種の業種別の事例も公開してくれています。
業種別にまとめてもらえるとありがたいですよね。
LINEとYahoo!のどちらでも効果が高かったトレンドに関しては、媒体を横断しても効果が出やすいということで一定の説得力があるかと思います。
詳しくは【業種別・2023年まとめ】LINE広告×Yahoo!広告 クリエイティブトレンドのページをご覧ください。
全業種共通のトレンド
資料を抜粋して、一部特に気になった事例をご紹介。
複数の商材・サービスがある場合は3~4種類程度の選択肢を提示することで関心を高められるとのこと。
商品が複数提示されるパターンが多い、動的リマーケティングが以前から効果的であることからも有効であることが想像できますね。
どのような商材・サービスを扱っているかがより明確になるので、遷移先でのCVRも高められる効果がありそうです。
複数提示する他に「2択」での提示も効果的だったとのこと。
「選ぶ楽しさ」もあるはずですが、最近は「選択すること」に疲れているユーザーも増えてきているのでは?とも推測されます。
有名な心理効果で「決定回避の法則(選択回避の法則)」があります。
これは選択肢が多過ぎると、多くの人は決定疲れを起こして決定すること自体を回避してしまうというものです。
実験ではスーパーマーケットで24種類と6種類のジャムを試食販売したら6種類のほうが売れたという話ですが、体感的にも選択肢が多いほうが必ずしも良いというケースだけではないと思っています。
そういった観点からも、選択肢をあらかじめ絞って提示するというのは訴求方法のアイディアとして良さそうですよね。
トレンドは大いに参考になる
自分の視点だけで考えてしまうと、どうしてもクリエイティブのパターンやアイディアは狭まってしまいがちです。
こういったトレンドや、実際に配信されているバナーや動画をチェックして、アイディアの引き出しを増やしていくことは今後重要になっていくと考えられます。
またトレンドを確認することで実際に配信して効果のあったクリエイティブの答え合わせにも活用できるのではないかと思います。
業種別にここまで細かくまとめている資料を一般に公開している媒体は他にはあまり無いので、ぜひ目を通して確認しておくことをオススメします。
Keisuke Asou
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