Twitterのターゲティング機能として特徴的なものは、キーワードターゲティングです。特定のキーワードをツイートしたユーザーに対してターゲティングが可能です。比較的ニーズが顕在化しているユーザーを特定しやすいため、重宝されるターゲティング方法です。
例えば、車のメーカーが新車のローンチのため広告を打つ際、車を欲している人ないし、車の乗り換えを検討している人に対してリーチしたいと考えると思います。
その場合、キーワードターゲてティングとしては、「車 売りたい」「車 乗り換え」「車検」などのキーワードを設定する事で、車の購入意向が比較的高いユーザーに対してリーチができます。
ただし、そういったツイートをするユーザーは決して多くはありません。管理画面では、ターゲット推定値を確認することができます。
Twitter広告でターゲット設定を行う際、管理画面右側に「推定オーディエンスサイズ」なるものがあります。
ターゲットオーディエンスを構成するオーディエンスの特性、端末、カスタムオーディエンス、およびターゲティング機能を選択する事で、30日間の潜在的なリーチの推定値がわかります。
注意しておきたい点として、考慮されないターゲット項目があります。それは、エンゲージャーユーザーターゲット、および拡張関連の配信の場合は、推定値に入ってきません。
一体どれくらいの推定オーディエンス数があればよいか?
推定のオーディエンス数はわかっても、果たしてそれが多いの?少ないの?という疑問に当たります。
結論から言うと、「10万以上」あるといいかなといったところです。
Twitter、特にCVに最適化をかけるような配信については、CVしそうなユーザーに対して、CPMが異常に高くなるケースがあります。オーディエンスサイズが小さい場合、その上がり方がとてつもなく上がるケースが多く、CVRが高くても結果的なCPAに見合わない状況に陥る事が多々ありました。
そのため、ターゲティングは多い方が良いというのが結論で、10万以下だとKPIやハードルにもよりますが、目標単価に影響を及ぼす事が可能性として出てきます。
あまり気にしてこなかった推定オーディエンスサイズですが、改めて見直して、サイズの小さいものについてはテコ入れされてみてはいかがでしょうか。
Masahiro Ozeki
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