今回は、Google広告にある様々な広告表示オプションがそれぞれどの程度表示されていて、どの程度クリック率の向上に貢献しているかを検証しました。

検証内容

検証期間:本記事投稿日より過去30日
検証指標1:表示される割合(広告表示オプションの表示回数/キャンペーン全体の表示回数)
検証指標2:クリック率の変化率(広告表示オプションのクリック率/キャンペーン全体のクリック率)

検証アカウント1:求人サイト
検証アカウント2:アパレルECサイト

検証結果

検証アカウント1:求人サイト

広告表示オプションの種類 表示される割合 クリック率の変化率
サイトリンク 57.12% 86%
コールアウト 26.01% 114%
画像表示オプション 21.98% 116%
構造化スニペット 1.08% 45%

 

検証アカウント2:アパレルECサイト

広告表示オプションの種類 表示される割合 クリック率の変化率
サイトリンク 53.20% 103%
コールアウト 40.57% 81%
価格表示オプション 31.62% 51%
動的画像表示オプション 9.11% 88%
構造化スニペット 9.11% 21%

どちらの場合においても、サイトリンクの表示割合が最も多く50%強となりました。
次点でコールアウトが多いという結果になりました。
逆に構造化スニペットは表示される割合が最も低い結果となりました。
ただし、これらいずれの表示オプションにおいても、表示されることで必ずしもクリック率が高まるということは名言できない結果となりました。

総評

上記の結果から、影響度が高く優先的に着手すべき広告表示オプションは”サイトリンク”であるということが言えます。
ただし、今回CV率までは検証していないため、CV率の高い表示オプションがあればそちらを優先しても良いでしょう。
また、クリック率は広告表示オプションを設定するだけで必ずしも上がるとは言えないため、どういった訴求ならクリック率が高まるかは商材に合わせてしっかり検証が必要であると言えるでしょう。
それでは。

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Kyotaro Yamaoka

横浜国立大学工学部卒。2児の父。重工業系エンジニアを経て、2015年にWebマーケティング業界に参入。電通アイソバーや博報堂DYデジタル、インティメートマージャーなどとの協業経験を経て、ベンチャー企業のリーダー運用者として多様な業種の広告主を支援。2021年に援軍入社。データ分析に強みを持つ理系ディレクター。