googleディスプレイ広告にターゲット拡張という機能があるのはご存知でしょうか。ターゲティング機能の一つで、現在設定しているターゲットを基にリーチするユーザーを広げてより多くの方に配信できる機能となります。コンバージョンが取れている広告グループでさらに獲得を伸ばしたい場合に使用します。

■配信しているオーディエンスにより機能が異なる

コンテンツ ターゲット(コンテンツ キーワードなど)を使用している場合は、登録しているワードに対して拡張していきます。ワードに対しての拡張なので検索広告で言うところの部分一致にイメージが近いかと思います。リマーケティングと類似ユーザーのターゲティングの場合、設定する際に使用するリストに基づき拡大していきます。カスタムインテントなどについては、拡張の適応前のためなのまだ詳細が書かれておらず、使用した場合の拡大については未知数です。

■設定する場所は広告グループの奥まったところに存在

設定する箇所は広告グループの設定の中にあります。少しわかりにくいところにあるので場所をご説明します。広告グループの設定画面内にある「広告グループのターゲット設定を編集」を選びます。

ターゲット設定に関する画面となります。一番下にある「ターゲットの拡張」が設定できる箇所。オフ(拡張しない)からレベル1(慎重)~レベル5(積極的)の段階に分かれています。拡大したい倍はレベル1~5のどれかを選ぶことになります。

■ターゲット拡張は思った以上に拡大する可能性あり

レベルが複数分かれており、どのレベルまであげるとどこまで拡張するかは明確には分からないのですが、いきなりレベル5まであげてしまうと思っている以上に表示数が増えてしまい、CPA高騰の要因にもつながります。使用される際は注意が必要なります。使用する場合は一段階ずつ上げていき、実際の数字を見ながらさらに拡大するかを見めていった方が良いかと思います。
意図的に拡大を狙わない場合以外は基本はオフのままでよいのかと思います。

 

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Hiroshi Shimada

リクルートにて求人広告制作のディレクター、Googleにてアカウントマネージャーをそれぞれ経験。その後、健康コーポレーション(現RIZAP)にて、WEB施策のデータ分析を行う部署を統括。直近10年はWEBマーケティングに専念しているが、広告領域の業務で言えば22年の経験。オンライン・オフラインどちらの戦略立案・実施・分析においても、知識・経験が圧倒的に豊富なマーケター。