検索キーワードから検索者のニーズや意図を知りたい。広告運用を始められたばかりの方から頂く質問の一つです。今回は管理画面の中でどこを見ればよいのかについてご説明したいと思います。

広告管理画面から検索キーワードの成果を確認する

まず何のキーワードで獲得できたのかを知るためにキーワードの成果を確認してみましょう。

Google広告

広告管理画面>キーワード

管理画面内の「検索キーワード」をクリックすると、登録したキーワードとその成果を一覧で確認することが出来ます。

 

Yahoo広告

広告管理画面>キーワード

管理画面内の「キーワード」をクリックすると、登録したキーワードとその成果を一覧で確認することが出来ます。「キーワード」は場所が少しわかりにくいので、添付の画面を参考にしてください。

検索キーワードを確認する際の注意点

検索キーワードの成果を見れば、キーワードの成果を把握することが可能です。しかし検索キーワードは実際に検索されたワードを表してはいない点を考慮する必要があります。たとえば部分一致の定義は下記のとおりです。

Google広告

部分一致: 定義
指定したキーワードと完全に一致する語句や、その類似パターンに加え関連トピックに該当する語句を使った検索で、広告が掲載対象となるキーワード設定です。部分一致キーワードとして「自転車用 ベル」を設定すると、バリエーションとして「自転車用 アクセサリ」、「青 自転車用 ヘルメット」、「自転車用 ベル レビュー」などが検索された場合にも広告が表示されます。

https://support.google.com/google-ads/answer/2407779

Yahoo広告

「部分一致」で広告が表示される場合
登録キーワードの類義語や関連性のある検索キーワードに対しても、広告を表示します。部分一致を設定すると、完全一致、フレーズ一致で引き当てられる検索キーワードも広告が表示されるので、マッチタイプの中では最も多く広告が表示されます。

登録キーワード:「ギフト 誕生日」
検索キーワード:広告が表示される場合:「プレゼント」「誕生日 ギフト」「贈り物」など

https://ads-help.yahoo.co.jp/yahooads/ss/articledetail?lan=ja&aid=37985

文章は少しわかりにくいかと思いますが、部分一致は登録したキーワードに関連するキーワードにも出稿しているということです。

実際に検索された内容は検索語句・検索クエリ―レポートから確認

実際にユーザーが検索窓にどのようなキーワードを入力したのかを知るにはGoogle広告であれば検索語句、Yahoo広告であれば検索クエリ―を確認する必要があります。

Google広告

広告管理画面>キーワード>検索語句

検索語句をクリックすると、実際に検索する際に入力されたワードを確認することが出来ます。

Yahoo広告

広告管理画面>検索クエリ―を表示>検索語句

管理画面内にある「検索クエリ―を表示」をクリックすると「選択したキーワード」「表示されているすべてのキーワード」の二つが出てきます。どちらかをクリックすると確認することが出来ます。

検索語句・検索クエリーのチェックは必ず行うこと

検索語句・検索クエリ―をチェックするメリットは下記のとおりです。

・成果を上げることが出来るキーワードを発見することが出来る

・無駄に配信しているキーワードを発見することが出来る

広告成果を上げるためには広告を見ている方(今回は検索している方)のニーズを把握することがとても重要になります。登録しているキーワードとズレがないかを確認しましょう。

最後に検索語句・検索クエリ―を確認する際の注意点を一つ。同データで確認することが出来るのは、プライバシーポリシーに準じた内容の身である点です。検索されたデータすべてが見えているわけではないのでご注意ください。関連する記事もありますので合わせてご確認ください。

【検索語句レポート】多くのユーザーが検索した語句のみ表示に変更

今回は以上となります。

 

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Hiroshi Shimada

リクルートにて求人広告制作のディレクター、Googleにてアカウントマネージャーをそれぞれ経験。その後、健康コーポレーション(現RIZAP)にて、WEB施策のデータ分析を行う部署を統括。直近10年はWEBマーケティングに専念しているが、広告領域の業務で言えば22年の経験。オンライン・オフラインどちらの戦略立案・実施・分析においても、知識・経験が圧倒的に豊富なマーケター。